無医村に花は微笑む―亡き妻が遺した「花笑みの村」での村医十九年

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784341172008
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0095

目次

第1章 村にとけこみ村民に愛された妻
第2章 妻の遺した「花笑み」のロマン
第3章 梅の蕾は膨らんで
第4章 素晴らしく厳しい陸の孤島
第5章 傑物村長、自立の村づくり
第6章 僻地医療への私の夢
第7章 無医村への献身は美談か
第8章 心に残る村人・患者さん
第9章 医療・教育への私の思い
第10章 田野畑の人よ、自然よ、ありがとう

著者等紹介

将基面誠[ショウギメンマコト]
昭和11年満州関東局の役人をしていた父の赴任地・旅順で生まれる。終戦後、21年収容所生活の中で幼い妹を病気で亡くす。22年家族とともに収容所から脱走して帰国。横浜に住む。31年神奈川県立希望ヶ丘高校卒業。37年千葉大学医学部卒業。39年沼津市立病院産婦人科勤務。40年29歳で石井春代(23歳)と結婚、妻の実家に近い千葉県木更津に住む。45年千葉大学医学部産婦人科教室修了。47年千葉県がんセンター婦人科医長。57年妻発病(骨髄異形成症候群)。同年無医村だった岩手県田野畑村の国保診療所長及び田野畑村保健センター長となり妻・息子3人とともに田野畑村へ。7年後の平成元年、妻同病で死去。4年田野畑村健康福祉センター長及び国保田野畑村診療所長、特別養護老人ホーム「寿生苑」嘱託医。8年第48回保健文化賞受賞。9年「花笑みの村」発足。11年地域医療研究会会長。13年田野畑村での村医を辞め妻の故郷・千葉県木更津に帰る
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感想・レビュー

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山猫

23
ドラマよりもずっと謙虚に真摯に田野畑村での日々が綴られている。小説のような面白みや盛り上がりには欠けるが、その分かえって真実の重みを持ってこちらに響いてくるものがある。この後、著者は村を離れ、また村は9年であの未曾有の災害に遭遇した。二つの転機の前後の村の姿を描く人が現れないものだろうかと思う。2019/08/06

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