イタイイタイ病とフクシマ―これまでの100年これからの100年

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784340402083
  • NDC分類 561.98
  • Cコード C0036

出版社内容情報

イタイイタイ病の現場からの被害者対策、土壌汚染への諸施策の成果から、これから本格化する「フクシマ」の課題に提言を試みる。

目次

第1部 イタイイタイ病100年戦争(イタイイタイ病辛酸の歴史に決着;それは国策から始まった戦争と公害;あまりに書かれなかったイタイイタイ病空白の10年;イタイイタイ病訴訟弁護団長と「原子力の父」;線引きと切り捨て疑わしきは救済せず;あらためて問う―イタイイタイ病は終わったのか)
第2部 フクシマ・クライシスとイタイイタイ病(イタイイタイ病の発生源対策40年―神岡鉱山の排水対策の到達点と今後の課題;福島第1原発汚染水漏れ事故;イタイイタイ病の土壌復元事業から見た福島原発事故の除染対策;福島原発事故が問いかけるもの―震災がれき広域処理の問題;福島原発事故による放射性廃棄物の問題―放射能汚染木くず不法投棄事件;イタイイタイ病対策の経験から見た福島放射能汚染への政策提言)
第3部 イタイイタイ病の教訓をフクシマへ(イタイイタイ病とフクシマをつなぐもの)

著者等紹介

畑明郎[ハタアキオ]
1946年、兵庫県生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。商学博士(大阪市立大学)。滋賀環境問題研究所所長。日本環境学会顧問・元会長。日本科学者会議滋賀支部代表幹事。元大阪市立大学大学院経営学研究科教授(環境政策論)

向井嘉之[ムカイヨシユキ]
1943年、東京生まれ。同志社大学文学部英文科卒。ジャーナリスト。とやまNPO研究会代表。元聖泉大学人間学部教授(メディア論)。日本NIE学会会員。日本NPO学会会員。主著『イタイイタイ病報道史』(共著、桂書房、2011年)平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。『NPOが動くとやまが動く』(共編著、桂書房、2012年)日本NPO学会審査委員会特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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