ヒューマンサイエンスシリーズ<br> 母性と父性の人間科学

ヒューマンサイエンスシリーズ
母性と父性の人間科学

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784339078343
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3340

内容説明

母性・父性とは、はなはだ曖昧な概念である。本当のところそれらは一体、だれに属するどういう性質なのであろうか。それらがどういった部分を共有し、どこがどう異なるのか、その異同はどれほど普遍的なものなのか、あるいは可変的なものか。このような問題について、1998年10月31日に早稲田大学人間総合研究センターの主催により、第4回性と生殖シンポジウム「性とペアレンティング:母性と父性の比較」が開催され、多角的・総合的に論じられた。本書は、そのシンポジウムをふまえたものである。

目次

1 生物学からみた母性と父性
2 霊長類としての人の母性・父性
3 日本史における母性・父性観念の変遷―中世を中心に
4 母親と父親についての文化的役割観の歴史
5 江戸の胞衣納めと乳幼児の葬法
6 ポスト近代的ジェンダーと共同育児
7 発達心理学からみた母性・父性
8 教育関係のエロス性と教育者の両性具有―教育学における母性・父性問題
9 同性愛の親における母性・父性

著者等紹介

根ヶ山光一[ネガヤマコウイチ]
1973年大阪大学文学部哲学科卒業。1977年大阪大学大学院文学研究科博士課程中退(心理学専攻)。1977年大阪大学人間科学部助手。1986年武庫川女子大学文学部講師。1990年武庫川女子大学文学部助教授。1991年英国Edinburgh大学客員研究員。1992年博士(人間科学)。1996年早稲田大学人間科学部助教授。1998年早稲田大学人間科学部教授、現在に至る
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