出版社内容情報
本書は，他の教科書とはいささか異なり，地盤と土質力学を関連付けて現象を説明し，土質力学がどのように工学的問題に利用されるのかをわかりやすく記述している。また，締固めや破壊解析，カムクレイについても詳しく記述している。
内容説明
本書は、土木工学課程で初めて土質力学を学ぶ大学学部生および高等専門学校の学生を対象として書いた教科書である。全章を通じて読者が地盤というものをつねにイメージしつつ現象を考えるように記述した。重要な現象を、数理モデルとともに言葉と図でわかりやすく説明した。
目次
第１章 土質力学の概観
第２章 地盤と土の記述
第３章 土構造物と基礎の設計課題
第４章 乱した土の性質と地盤情報の読み方
第５章 土の締固め
第６章 地盤中の水の流れと圧密
第７章 地盤の変形解析
第８章 地盤の破壊解析
第９章 土の挙動とモデル化
第１０章 地盤係数を求める試験
著者等紹介
日下部治［クサカベオサム］
１９７３年東京農工大学農学部林学科卒業。１９７５年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了（土木工学専攻）。１９７５年東京工業大学助手。１９８０年ケンブリッジ大学大学院Ｍ．Ｐｈｉｌ．課程修了（土質力学専攻）。１９８２年ケンブリッジ大学大学院Ｐｈ．Ｄ．課程修了（土質力学専攻）。１９８４年宇都宮大学助教授。１９９１年広島大学教授。１９９６年東京工業大学教授。現在に至る
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