内容説明
生体作用を扱う研究においては、強度、周波数、方向といった電磁界環境の持つ特徴を電磁気学的立場から把握する必要性があり、工学、医学、生物学など、関連する学問領域は多岐にわたる。本書は、広い学問領域にわたる基礎的知識の整理を目的として、各項目の記述は基本的事項にとどめ、幅広く横断的な視野が得られるよう工夫をした。
目次
第1章 電磁界と生体(電磁界の基本的性質;エネルギーと電磁波伝搬 ほか)
第2章 生体の電気的性質(生体細胞の構造と電気的性質;興奮性細胞膜におけるイオン輸送 ほか)
第3章 生体に及ぼす電磁界の効果(電界と生体;磁界と生体 ほか)
第4章 生体磁気計測(発生機構;SQUID磁束計 ほか)
第5章 電磁界、電磁波と医療応用(MRI;ハイパサーミア ほか)