出版社内容情報
家庭環境に恵まれず、学校でも疎外感を感じている4人の小学6年生。「ここではない、どこか遠くへ」行きたい思いをつのらせ、小学校最後の夏休み、旅に出た彼らが繰り広げる青春のロードムービー。
内容説明
家庭環境に悩みをかかえ、学校でも疎外感を感じている4人の小学6年生。全員の苗字に動物の名が入っている彼らが、自虐的につけたグループ名は「アニマルズ」。「ここではない、どこか遠くへ」行きたい思いをつのらせ、旅に出た小学校最後の夏休み。電車を乗り継ぎ、各自が思い描く「夢の場所」をめぐるなかで、4人が気づいたこととは―?
著者等紹介
本田有明[ホンダアリアケ]
作家、エッセイスト
みなはむ[ミナハム]
画家。1995年生まれ。武蔵野美術大学卒業。自主制作で絵画作品を発表する一方、書籍の装画などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
27
さわやかな読後感。いい仲間、素直な心、素敵な出会い。そんな要素の中で、人は成長し、大人になっていくんですね。2021/08/27
頼ちゃん
6
少し都合良くいきすぎている感はあるが、みんないい子たちで、お互いを思いやる気持ちがよかった。2022/04/30
izw
6
小学6年生4人が家族に秘密で3泊4日の電車旅行を決行する。何十万かの費用を負担する子がいたり、大人っぽく見える大きな子がいたり、とご都合主義的な設定もあるが、未知の場所に行き、初めての人に会って成長していく姿は、清々しい印象があり、心温まり、感動するシーンも続く。帰ってから家族との間にどんなやり取りがあるのだろうかと心配になったりするが、それはまあ言わなくてもよいでしょう。2022/01/23
雪丸 風人
5
家庭環境が複雑という共通点はあるけど個性はバラバラの仲良し4人組が主人公。お仕着せではない、自分たちが本当に望むところへ行ってみたいと願い団結した彼らは、それぞれの思い入れのある場所を巡る3泊4日の旅に出かけることにします。6年生ばかりの珍道中を描いた成長物語。旅路の中でそれぞれが自分の大切なものを見つけ、心に刻むことができたのが良かったですね。知恵を出し合い、子どもだけで好きな人と好きな場所に行くというのは楽しそう。正直、大人目線では危なっかしくてハラハラしましたけれど。(対象年齢は11歳以上かな?)2021/10/26
だけど松本
4
普通2021/09/10