内容説明
米づくりの始まり、農業と農具の発達、品種の改良、稲作がつくった日本の景色など。
目次
米づくりの伝来―約3000年前中国から
弥生時代の村―登呂遺跡をたずねる
米づくりが広がる―古墳があらわすこと
国のもとは米―律令制と公地公民
荘園と武士の登場―平安・鎌倉・室町時代
中世の農村―惣村と戦国時代
太閤検地と石高制―天下統一と村の変化
江戸時代の米づくり―現在につながる農業
米づくりの里と暮らし―田畑と里山
新田開発―平地の水田づくり
自然災害とのたたかい―ききんもあった
ききんから人々を救うために―農書と防災
地租改正と米づくりの北上―明治政府の農業政策
米の生産と消費のうつりかわり1―明治・大正・昭和前期
明治・大正・昭和前期の農業改革―化学肥料と農薬の登場
米の生産と消費のうつりかわり2―昭和後期から現在まで
現代の米づくり―量より質の時代に
昔と今の農作物くらべ―機械化以前と以後
米のたきかたのうつりかわり―弥生時代から現代まで
著者等紹介
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年、静岡市生まれ。岡山大学大学院修了後、農林水産省、静岡県職員を経て、静岡大学農学部教授。農学博士
谷本雄治[タニモトユウジ]
1953年、名古屋市生まれ。新聞記者の仕事のかたわら、「プチ生物研究家」として、身近な虫や生物の観察にいそしむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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