出版社内容情報
霧隠才蔵は伊賀の里で幼い弟と共に暮らしていた。忍びたちの不在をねらい、何者かが里に奇襲をかける。はたして才蔵の弟は無事なのか!? 真田十勇士が十勇士となる前のサイドストーリー。表題作を含む三編を収録。
小前 亮[コマエリョウ]
著・文・その他
内容説明
誰がために戦う!?この道はどこに続いているのか?「十勇士」集結以前、勇者たちの物語。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キラ@道北民
32
シリーズ第4弾。才蔵の話、表題作を含む三編を収録。本編では見られなかった才蔵の顔が見られて面白かったが、正蔵のその後が気になる。伊佐と鎌之介コンビ、佐助の九度山での話は安定感があり楽しく読めた。2018/11/09
かいと
31
才蔵と弟の正蔵は血がつながっていなかったけど、仲がよくてといいと思いました。昔は、身内の人が殺されたりしたらをしたりしたらその殺した人を探しにいって仇討ちをすることを知りました。(2017年最初に読んだ本)2017/01/07
かいゆう
20
シリーズ4冊目スピンオフ。1つ目は才蔵。本編の始めでは、素性の知れない自由気ままな一匹狼という印象だった霧隠才蔵。渡りの忍びになる前の才蔵は、また違った一面を見せてくれました。忍びでいるという事は、自らも大切な人も、いつも危険と隣り合わせ。忍びの世界の厳しさを知りました。2つ目は伊佐と鎌之介と清海。オフの日の3人を見ていているようで、わちゃわちゃしてて微笑ましかったです。3つ目は佐助。九度山いる頃の話。またまだ幼さの残る面がありながらも、しっかりと守る姿に、成長したなぁと感じました。2016/12/23
kanki
19
霧隠才蔵。鎌之介、伊佐、猿飛佐助。外伝は人となりが分かって面白い。2023/12/01
花宴
12
3話収録。才蔵も良かったけど、何気に鎌之助も好きでした。緊張感がなく、女好きで殺しても死ななそうなキャラ。鎖鎌という恐ろしげな武器を楽しそうに振り回し敵を切り裂くところは怖いけど…。2019/05/25