出版社内容情報
2016年、豊洲への移転をひかえる築地市場。これまで約80年にわたって日本人の食を支えつづけた世界最大規模の魚市場の「いま」をお魚だいすき作家のモリナガ・ヨウが感謝の気持ちをこめて徹底取材します。
内容説明
みんなが食べてる魚はどこからやってくる?豊洲への移転をひかえた市場の今を感謝の気持ちをこめて徹底取材!
著者等紹介
モリナガヨウ[モリナガヨウ]
1966年東京生まれ。早稲田大学教育学部地理歴史専修、漫画研究会在籍。ルポイラストを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
56
表紙を見てわかる通り、嬉しくなっちゃうくらい細部まで描かれている。築地市場だけでなく、漁師が魚をとり、冷蔵車や冷凍庫に運ばれて市場に魚が届くまでの過程や、部外者立入禁止のマグロのせりの様子、買荷保管所、様々な漁船、ターレなどの運搬車の説明もあって色々と見て楽しく学ぶことが出来る。せりの番号を書く筆や札、長い包丁をしまっている箱、うすくすり減った砥石、ネコ車など作者視点の細かい観察も好奇心がそそられる。俯瞰して見る楽しさもあり、具体的な仕事にフォーカスして目新しいものを知る楽しさもあり、よく出来た絵本だ。2023/04/12
mntmt
32
図解された築地市場!とても興味深い。絵もすごい。細かい所まで全て描かれています。私の好きな鮭もここから、スーパーに来ているのかな。2016/03/12
けんとまん1007
31
素晴らしい!よくもまあ、こんな絵が描けるものだと、感服。写真や動画で見るよりも、こちらのほうが、親近感が湧いてしまうのは、何故なんだろう?やはり、人の手によるものだからかも。トラックが8000台というのも、想像を絶する世界だ。市内にある市場に行ったことがあるが、さすがにスケールが違う。行ってみたくなった。2016/07/07
小鈴
23
今年11月に豊洲へ移転する市場。行くとわかるがあんなに狭いところで国内最大量の水産物が取引されている。細かい描き込みで何度見ても楽しい。ターレは電動だったんですね。尚、場外の書き込みは無し。2016/04/16
たまきら
21
オトンが築地勤務なため、何度か場内に行ったことがある5歳児。喜ぶかと思って借りてきたんですが、全く興味を示さず。理由を聞くと「もうわかってるし」「ターレのったし」「長靴だし」「もっと血がすごいし」「心臓見せてくれるし」へいへいへいへい。オトンにも全く受けなかった。ちぇっ。2017/04/03