内容説明
りっぱな魔法使いの家に生まれながら、魔法はからっきしな女の子、ルビー。まわりが期待すればするほど、魔法が使えないはずのルビーのからだは、不思議とちいさくなっていきます。そんなルビーがはじめて出会った安心できる場所―それは、古いハンドバッグの中だったのです!?
著者等紹介
ガードナー,サリー[ガードナー,サリー][Gardner,Sally]
イギリス、バーミンガム生まれ。美術学校を卒業、1993年に作家としてデビュー。『コリアンダーと妖精の国』(斎藤倫子訳、主婦の友社)で、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。ロンドン在住
三辺律子[サンベリツコ]
翻訳家。東京生まれ。白百合女子大学、フェリス女学院大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
21
【図書館】「必要な魔法はすべて あなたの中にある あなたは愛されている」という言葉が出てくるのですが、それにしてはルビーが不憫で、誰に愛されているのかよく判りませんでした。魔法が使えないままでも愛された?小さくなるのは恐怖のせいだというのは納得。楽しいお話になっていますが、ちょっとルビーが可哀想過ぎるかなって思いました。2015/05/23
おはなし会 芽ぶっく
11
魔法が使える人、使えない人が居る世界。ハリーポッターの世界のようだけれど、魔法を使える人が崇められている違いがある。赤ちゃんが欲しいジン夫妻、ジン氏は由緒ある精霊の一族、奥さんのマートルは5歳で魔法大会で優勝した実力の持ち主、跡取りの男の子を望んでいたが、生まれたのは女の子、そして魔法の血を受け継いだとは思えない子だった。ルビーと名づけられた女の子は、不慮の事故で両親を亡くし、魔法学校へ入れられたり、叔父と名乗るアルフォンソに引き取られ辛い思いをする。ルビーは本当に魔法が使えないのかな?2019/10/05
timeturner
1
魔法学校や大魔法使いなど、ハリー・ポッターを思い出させるところもあるけれど、この本ならではの魔法と魅力がたっぷり。挿絵も楽しい。 2014/11/12
天翠
0
脅されるとおびえて気持ちが萎縮するごとに体まで小さくなってしまった魔法使いの女の子の話。ハンドバックに入って女の人の家にいってマジシャンになるまではよかったけど、最後の締め方がちょっとドタバタしすぎで期待はずれだった。絵本にありがちな象徴性とか教訓めいたものがあるかと思いきやない。でも設定がおもしろくて、絵が可愛いのでまあいいか。2012/11/03
kokotwin
0
ルビーは一体どうなっちゃうのかハラハラ。大人の欲望に振り回されっちゃって。でもちゃんとわかってくれる人は現れるんだよね。そんな人がいたからこそルビーはきっと本来の力が出させるようになったんだろうなぁ。2020/07/17