内容説明
大昔、オホーツク海の近くにすむ人たちは、アザラシをつかまえて毛皮や肉をたいせつに利用していました。しかし、日本がゆたかになると、アザラシは役にたたない動物だと考えられるようになりました。そんななか、北海道紋別市の「オホーツクとっかりセンター」は、25年前からアザラシを助ける活動をしています。アザラシと人間、オホーツク海を舞台に、ともに生きていく新しい関係を考えます。
著者等紹介
廣崎芳次[ヒロサキヨシツグ]
1927年生まれ。理学博士。日本動物園水族館協会会友。近代的水族館のはしりとなった江ノ島水族館館長を勇退、87年に水の生き物たちの環境を守ることで、地域を活性化させるコンサルタント野生水族繁殖センターを設立。北海道から沖縄まで、水辺の町おこしに奔走している
原志利[ハラシトシ]
1969年、紋別市生まれ。紋別市水産製品検査センター検査員。北海道写真協会紋別支部所属。「第一回もんべつ流氷アートフェスティバルフォトコンテスト」でグランプリ受賞のほか、各種フォトコンテストに入賞・入選。7年前からインターネット上に「紋別ふるさと再発見ブログ」を開設、写真を通して紋別の魅力を世界に発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぷーきん
7
9歳から。アザラシの生態の本かと思いきや、「生物多様性」を主題とした少し高度なシリーズでした。この本では、アザラシの保護を行っている「オホーツクとっかりセンター」の活動が紹介されています。“とっかり”は方言でアザラシ。怪我や母親とはぐれ衰弱した赤ちゃんアザラシを保護し飼育し海に帰すまでが写真たっぷりで見られます。センターのスタッフさんは女性が多く、皆さんアザラシの母親がわりで頑張ってるんだなぁという感じ(^_^)人とアザラシとの関わり、地球温暖化などの環境の変化とアザラシとの関わりなど詳しく書かれています2015/04/23
うさっぴ
2
アザラシが可愛かった!でも自然界で生きていくのは大変だと思った。2019/10/05