内容説明
いっち・に・さん・し・おおきくなろう。ちいさなはくさいとかきのきの心あたたまる話。
著者等紹介
くどうなおこ[クドウナオコ]
工藤直子。詩人、童話作家。子どもの感覚や心、生きものたちの気配などを、詩やお話に書き続けている。産経児童出版文化賞、芸術選奨文部大臣新人賞、巌谷小波文芸賞、野間児童文芸賞などを受賞
ほてはまたかし[ホテハマタカシ]
保手浜孝。伊丹市の中学校と小学校で、美術・図工の教師を勤めた後、絵が描きたくて山口県に転居。以来、油絵や版画を制作。工藤直子の詩集『のはらうた』をもとに、1987年より毎年「のはらうたカレンダー」を作る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
69
絵本。お話会で読み聞かせしてもらいました▽一本の柿の木が隣にある畑に、白菜が植えられているのに気づく。風に飛ばされたのか、小さな白菜が柿の木の下に育っていた。仲間の白菜たちは大きなものから順に収穫されてトラックに乗せられる。小さな白菜も大きくなって八百屋に行きたいと願う。冬が来て、寒さから守るためにハチマキをしてもらった白菜たち。残りの白菜たちも皆、トラックに乗せられた。残された小さな白菜は春を待つ▽白菜美味しいよね。白菜の花も素敵だなと思いました。2023/02/04
こふみ
38
八百屋に出荷できない小さな白菜。くどうなおこさんが紡ぐとこんなに温かい物語になるのですね。ほてはまたかしさんの絵も優しくて、冬になると読みたくなります。2023/01/19
shiho♪
26
6年生の読み聞かせに選書。読んでくださったのはいつも子どもたちを温かく見守ってくれる養護の先生です。 畑からはみ出してしまった白菜は小さすぎたために出荷されず冬を越すお話。ひとり残され淋しい白菜ですが、優しい柿の木が見守ってくれます。春が待ち遠しくなる絵本。そして養護の先生に相応しい心があったかくなる絵本でした。2022/01/19
る*る*る
25
畑から一つはみ出た白菜の子ども。それを見守る柿の木。2人のやり取りが、いい♡やはり、くどうなおこサン!流石です。生き物の気持ちに、愛を持って言葉を吹き込む。可愛らしい、白菜の体操の言葉(^O^)/ 私も『いち・に・さん・し、朝ががきた。ご・ろく・しち・はち、今週も頑張るぞ⤴︎』春の本✴︎2015/04/20
たーちゃん
24
息子ははくさいを指で測って「ちっちゃいねぇ」と言っていました。2023/02/14