内容説明
こんどはどんな旅になるだろう。どんなことに出会えるだろう。旅先での出会いや風景を少年の視点でさわやかに描く。
著者等紹介
竹下文子[タケシタフミコ]
1957年、福岡県に生まれる。主な作品に、デビュー作『星とトランペット』などがある
大庭賢哉[オオバケンヤ]
1970年、神奈川県に生まれる。イラストレーターとして、児童書のさし絵、漫画、装画などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
とっても心地いい読書が出来ました。ウサギくんと一緒に旅をしているような、想像しながら一編一編を楽しみました。こんな町があるといいなぁ。マシュマロ畑が一番印象的でした。挿し絵もピッタリ。2019/03/16
はるぽん🐰道草中🐱
28
ウサギくんの旅日記のような、絵日記風でもあり(挿し絵もいっぱい、旅でのひとこま的な絵が素敵)。なかなか自由に出かけられない今、ウサギくんと一緒に軽やかに旅してる気分で読めました。竹下さんの世界はちょっと不思議ですが、この本は日常の延長にあるんじゃないかなと思えすんなり受け入れられた。ウサギくんがいうには、旅には長いものもあるし短いものもある。うんと短いのは「散歩」なんだって。散歩なら毎日気軽にできるね。いつもの道、歩いたことのない道を楽しもう。ウサギくんと旅してるつもりで🐰♪2020/12/03
mntmt
22
爽やかな読みごこちの本でした。旅エッセイみたい、と思えば、ファンタジーもうまくミックスされていて、とても良かった。2016/04/18
海(カイ)
14
【図書館】大庭賢哉さんの絵で手に取った!竹下文子さんの本は絵本を読むことが多いかな。“ウサギ”って人間?動物?と不思議に思いながら読んでいました。“ウサギ”さんの旅は、のんびりしていて、とても安らぎを感じ、楽しそうです。一編一編が短いので、一緒に小旅行をしている気持ちになってとても楽しかった。2018/03/16
よこたん
14
お話と挿絵がとてもしっくりなじんでいて、ウサギさんの旅する世界がどんどんひろがっていくようでした。水晶海岸で夢中になって拾った水晶のお話には、なんだか考えさせられました。おみやげにこだわりすぎて、旅をたのしみ損ねるのはもったいないです。マシュマロ畑でマシュマロ摘みのお話だけ、「ぼく」が出てこないと思ったら、ぼくの作り話だったのですが、収穫に参加したくなるほどいきいきと楽しそうでおいしそうでした。2015/06/09