内容説明
夏休みに、おじいちゃんの住む島へ。海水浴、魚釣り、昆虫採集、そして、大好きなピーアに会える。
著者等紹介
スタルク,ウルフ[スタルク,ウルフ][Stark,Ulf]
1944年ストックホルム生まれ。スウェーデンを代表する児童文学作家。1988年に絵本『ぼくはジャガーだ』(ブッキング)の文章でニルス・ホルゲション賞、1993年に意欲的な作家活動に対して贈られるアストリッド・リンドグレーン賞、1994年『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)でドイツ児童図書賞等、数々の賞を受賞
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年東京生まれ。慶應義塾大学卒業。スウェーデン児童文学の翻訳に活躍
はたこうしろう[ハタコウシロウ]
秦好史郎。1963年兵庫県西宮生まれ。広告、本の装幀、さし絵などの分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aosora
6
スウェーデン、ウルフスタルクの作品。ウルフが友達のパーシーをおじいちゃんの家に招待しちゃう。おじいちゃんは子供が嫌いなのに。ウルフに感情移入して読めるので童心にかえった気になります。大人を、大人同士のやりとりを、子供はどう見ていただろう。自分もそうだったなぁ、と懐かしい気持ちになったり、男の子はこんな事考えてたんだ、とか。国は違っても、男の子って無茶で冒険好きで女の子の気持ちが分からず悩んでいる。コロナ次第だけど、年末は帰省したいな。子供の大切な思い出作りの機会を失いたくない。 2020/11/24
lovemys
2
あー夏休み、夏休み!楽しい夏休みを思い出す(笑)やりたい事がたくさんありすぎて、毎日忙しかった夏休みを思い出す(笑)我が息子は、こんな夏休みを過ごしていないなぁ、と思うよ。憧れる夏休みだな。子どもは、夏の間に成長すると言うけど、本当だよね。夏にどれだけの経験をするかで、子どもは変わってくると思う。大人が介入できない夏のひと時、いいなぁ~と思う。そして、おじいちゃんの未だに続く恋もいいなぁ~♪何だか懐かしすぎて、せつな過ぎて、ため息でちゃうよ。所々に胸に響くセリフがあって、本当に読んでいて気持ち良い本でした2015/05/14
ヒラP@ehon.gohon
2
ウルフもパーシーもさらに成長して、思春期突入です。 血の兄弟の契りを結んだウルフとパーシーの夏休み。 おじいさんの住む田舎に家族で出かけたウルフに、招かれざる客(?)のパーシーが加わって、青春コメディが繰り広げられます。 頑固なおじいちゃんと、パーシーとのやりとり。 ウルフのあこがれるピーアとの恋物語。 スピード感のある展開がとても楽しいお話です。 少年たちの喫煙シーンが当たり前にしてあるので、親からするとちょっと心配な部分もありますが、スウェーデン社会のことということで少し割り引いて楽しんで下さい。 2011/11/18
まーたろ
1
切なくて泣いてしまいました。10才でこんな経験するなんて、ウルフ、イイ男になるよ!おじいちゃんもとても素敵。ウルフのママが気の毒でとても他人事とは思えませんでしたが・・・。私もなんだかパーシーのキャラが変わったような気がしました。2009/10/28
わかな
1
前作、前々作に続き、ウルフとパーシーの成長した姿が見られる第3弾。ウルフの祖父は、作者・ウルフ・スタルクさんの実在の祖父をモデルにした思い入れの深い作品ということで、いろいろな感情を呼び起こしてくれる濃い一冊でした。友情って、いいなぁ!って心から思えました^^2009/10/13