内容説明
催眠術で天敵ラッセをやっつけ、あこがれのマリアンヌとキスができたウルフ。でも、親友パーシーが引っ越してしまうことに…。
著者等紹介
スタルク,ウルフ[スタルク,ウルフ][Stark,Ulf]
1944年ストックホルム生まれ。スウェーデンを代表する児童文学作家。1988年に絵本『ぼくはジャガーだ』(ブッキング)の文章でニルス・ホルゲション賞、1993年に意欲的な作家活動に対して贈られるアストリッド・リンドグレーン賞、1994年『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)でドイツ児童図書賞等、数々の賞を受賞
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年東京生まれ。慶應義塾大学卒業。現在、スウェーデン児童文学の翻訳で活躍
はたこうしろう[ハタコウシロウ]
秦好史郎。1963年兵庫県西宮生まれ。広告、本の装幀、さし絵などの分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
9
ウルフ・スタルクの書いた物語は、スピード感があって繊細で、思い切り笑えて、そのあと妙にしんみりとする、息をつく間もないフルコースだと思います。 引っ越ししていくことになったパーシー、他の男を好きになったガールフレンドのマリアンヌ、いじめっ子のラッセ、ウルフは様々な悪条件でもめげません。 その逞しさとユーモア感がたまりません。 アラビアの王子様が家に来るという奇想天外な展開は、予想以上のハッピーエンドをもたらしました。 とにかく楽しいお話です。 2013/11/12
レリぴ
1
何これめっちゃいい話じゃん!油断していたので思わずウルっと来てしまいました。プロットが良くできてますよね。大人にもおすすめできる絵本です。2016/09/14
ねええちゃんvol.2
0
★★★★★ 王子様がブラインドを上げる機会に興味を持つところがおもしろかった。(byムスコ)2013/03/09
森恭次郎@お日さま役者
0
再読。やっぱりパーシーがギューされるシーンは良い。そして先生とクラスメイト全員にさよならを言うパーシーが素敵。きっとこれまでいた町じゃやらなかったんだと思う。居心地を悪くするなんて出来なかったんだ。2012/02/12
森恭次郎@お日さま役者
0
芝居の原作として。心温まる最後で心地よい読後感でした。わざと居づらくなるようにイタズラや嫌がらせをするパーシー、その強がりを受けて接する先生。いい先生だなあ。2012/01/07