内容説明
飼い猫だったラスティーは、野生猫の部族サンダー族に入り、めざましい活躍をしてファイヤハートという名前をもらった。そして、戦士として、部族を危機から救い、部族のためにつくす毎日を送っていた。しかし、サンダー族の副長だったタイガークローに裏切られた、族長のブルースターは、サンダー族の部下たちを信用しなくなりはじめ…。ファイヤハートにとって、つらい日々を送ることになってしまった。
著者等紹介
金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授。翻訳家
高林由香子[タカバヤシユカコ]
埼玉県生まれ。バンコクで育つ。早稲田大学商学部卒業後、外資系銀行勤務ののち、翻訳をはじめる。数々の絵本翻訳コンテスト、児童文学翻訳コンテストで受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
240
本シリーズの4作目。サンダー族の族長座を狙っていたタイガークローの暗躍が暴露されて一族から追放された。その功績の一翼を担ったファイヤーハートが新たな副長になる。しかし、親友のグレーストライプも自分の子供たちのいる他部族(リヴァー族)へと去っていった。族長のブルースターはタイガークローの裏切りのショックからなかなか立ち直れないでいる…… 一族の中には副長となったファイヤーハートをよく思わない者もいる。より一段と責任が自分の肩に乗りかかってくる中で、心休まることなく次々と問題が持ち上がって来るのだった―― 2019/04/17
Amy
12
ファイヤーハートと気持ちがリンクしっぱなし。野生猫の社会は二本足(人間)の社会より過酷でストレスフルのよう。次々に問題が起こり、部族を守るために奮闘する。その中でもやっと気づいたファイヤーハートを見守ってくれていた熱い視線。ひとときの安らぎが早く訪れるといいね。2014/05/09
kotaro
2
★★★★★★★★★☆2022/07/18
takatakari
1
****ファイアハートは副長として一族を守り戦う。タイガークローの裏切りを知って、族長であるブルースターは心に深い傷を負ってしまう。2018/01/13
Makoto Odamaki
1
不正義を暴いたことが更なる悲劇を巻き起こす。病む上司。言うことを聞かない部下。巻き起こる惨劇。さまよえる中間管理職ファイアーハートが失うものとは…!最後は熱い展開。ストーリー的にも物理的にも。2017/05/09