ぼくはここにいる

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 20X22cm
  • 商品コード 9784338235136
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

むこうには、みんな。ここには、ぼく。みんなの楽しそうな声が、ぼくには大きな音になって響く。そうだ、紙飛行機を飛ばしてみよう。もしかしたら、誰かが気づいてくれるかも――。ベストセラー絵本『ちいさな あなたへ』(主婦の友社)のピーター・レイノルズの新刊は、自閉症の子をもつ母親との出会いから生まれました。「息子の声なき叫びに耳をかたむけ、どうか手をさしのべてほしい……」。彼女の切なる願いが、レイノルズさんを衝き動かしました。その思いを受け止め、日本の読者へとつなぐのは、30数年にわたって自閉症児の治療に取り組んできた臨床心理士・酒木保さん。「レイノルズさんは、みごとな表現で、これ以上ないほどに自閉症の子どもに近づいておられます。わたしも、人は人が解るのかという、解けることのない課題に、少し近づけたと思います」。シンプルな絵と最小限の言葉で紡がれる、かけがえのない出会いの物語。「ひとりの人にとって、あなたはすべてなのかもしれない。たとえ、あなたがおおぜいの中のひとりであっても」

著者等紹介

レイノルズ,ピーター[レイノルズ,ピーター] [Reynolds,Peter H.]
1961年、カナダ・トロント生まれ。絵本作家、イラストレーター。アメリカ・マサチューセッツ州在住。絵本に『てん』(あすなろ書房)、『っぽい』(主婦の友社)など、イラストを担当した『ちいさなあなたへ』(同)、『ジュディ・モード』シリーズ(小峰書店)など多数の作品がある。幼いころから絵や漫画をかくのが大好きで、それを認めて励ましてくれた教師との出会いが、現在の仕事につながったという。「子どもたち、とくに『道を見失った』子どもたちを手助けするために、ぼくは仕事をしてきた。ぼく自身もそういう子どもだったから」と、自らのウェブサイト(http://www.peterhreynolds.com/)で語っている。この絵本は自閉症の子どもたちについて、のみならず、おおぜいとは違った個性をもつ子どもたちについて、広く理解してもらいたいという思いからかかれた。

さかきたもつ[サカキタモツ]
1948年、兵庫県姫路市生まれ。宇部フロンティア大学教授、臨床心理士。中京大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。専門は自閉症治療、思春期心理臨床、不登校児の治療。自閉症の子どもたちの言葉や行為をありのままにとらえることを通して、かれらが世界をみる認識の枠組みを共有することに主眼を置き、言語の獲得や、他者との関係をより良くするための治療法を数多く発案している。1996年、日本心理臨床学会奨励賞受賞。著書に『自閉症の子どもたち―心は本当に閉ざされているのか』(PHP新書)、編著に『人間科学における個別性と一般性―人間の基盤を求めて』(ナカニシヤ出版)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

87
新聞紹介の絵本。作者レイノルズが自閉症の子どもたちを理解して欲しい・・・という思いから描いたそうだ。優しさ溢れる絵を見るだけでも癒される。他にも独自の個性を持つ、マイノリティな子どもたちを描いている作家らしいので、他のも読んでみようっと。2013/09/14

masa@レビューお休み中

77
子どもたちが遊んでいる中で、みんなの輪から外れて、たったひとりでいる男の子がいる。みんながうるさいと男の子は感じている。ぼくはひとりだ。ぼくはひとりだけど、ここにいるんだよということを伝えたい。そうだ。紙飛行機を作って飛ばしてみたらどうだろう?と少年は行動をするのです。巻末で明らかになるのですが、自閉症の少年の世界を表現した物語です。このお話を読んでいると、いつでもどこでも、つながろうと思えば、つながることができる。結局は、自分がどうしたいかということだけなんだなと感じましたね。2013/08/06

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

43
作者のピーター・レイノルズさんは、【他人と違う個性】がある事を子どもたちに伝えたくてこの本を描いたそうです。翻訳を手がけたのは、長年自閉症の子どもたちに向かい合ってきた臨床心理士の酒木保先生。酒木さんは解説で「解ろうとすることは自分の物差しの押しつけであると気づいた」と述べています。その思いが〈存在をありのままに認め合おう〉というレイノルズさんのメッセージとリンクして生まれた日本語版。雄弁である必要はない。人と違うことを恐れる必要はない。【ここにいる】という事が何より大切なのだから。2014/05/24

モリー

37
「存在をありのままに認め合おう」というメッセージが込められているようです。2019/04/08

スプーン

34
自閉症児を描いた本ですが、哲学書、思想書、の様にも思えます。すべての人間は「存在している」それだけで素晴らしい。2018/07/18

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