わくわく世界の絵本
鳥に魅せられた少年―鳥類研究家オーデュボンの物語

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784338235099
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

アメリカの偉大な鳥類研究家・画家ジョン・ジェームス・オーデュボンの少年時代。鳥は春に戻ってくるのか?私たちが鳥を理解するために非常に大事だった方法を、彼がその若き時代に、いかにして思いついたかを明かしてくれます。

著者等紹介

小野原千鶴[オノハラチズル]
上智大学外国学部イスパニア語学科卒業。幼少時代、アメリカに7年住む。商社勤務を経て、現在は英語、スペイン語の翻訳・通訳の仕事に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みさどん

28
こういう、好きなことに誠意をもってコツコツ取り組むというお話には心持っていかれる。鳥類研究家の先駆けであるオーデュボンが純粋に謎を解きたかったやり方が、鳥研究の先駆けであるという。その昔は、鳥は水中に眠るとか月に行っているとか考えられたと知って驚いてしまう。彼が、もっといい絵を描くために、古い絵を燃やしていたというその行動には誠実さを感じてしまった。鳥の声が聞こえる自然を大切にしたい。鳥や猫のフンがいやで、庭をコンクリートで埋めて植えた花だけを大切にする庭造りをしている人は意外と多くて悲しいよな。2017/05/05

booklight

25
でましたオーデュポン。フランス人なのにアメリカの鳥類研究家。博物画を事業化したのがすごい。好きも突き抜けないとあそこまで描けないし事業の確信も持てないだろう。ここでは鳥好き研究家として紹介。幼少期から鳥の話ばかりする。屋根裏を「美術館」として羽根を集めたり、絵を描いたり。しかし誕生日にはこれまで描いたスケッチを気に入らないから暖炉で焼く。残せるような絵を描きたいと思いながら。渡り鳥に銀糸を結んでその個体が帰ってくるか調べたり、描くために鳥に自分を慣れさせたりと、研究や工夫が色々。色々な形の好きがあるなぁ。2022/08/16

けんちゃん

19
読友さんのご紹介本。伊坂作品に出てきたオーデュボンが実在の人物と知り、興味を持って読みました。ジョンの探究心を育み支えた父親や滞在先の夫人との出会いが、偉大な研究の基となったのですね。彼の研究のすばらしさもさることながら、鳥の渡りについてすでに2000年前から語られていたことにも驚きました。誕生日ごとに捨てられた絵も本当に惜しいですね。絵本の色遣いの美しさ、卓越したコラージュがストーリーを見事に引き立てています。いい本に出会えて感謝!2011/01/19

魚京童!

17
なかなか独特の絵を描くね。って言ってみたい。いい絵だと思う。そして私は眠い。しかしやりたいことがある。コーヒーを飲むかどうかが問題だ。2019/07/21

ぱせり

17
鳥の足に糸を結びつけるという方法を初めて考案し実行したのが18歳の無名の青年で、ただ鳥がとても好きだった、ということがいいです。憧れ、畏れ、そして好奇心・・・最後に飾られたスケッチから、ジョンがどんな思いで鳥を見ていたのか感じます。幸せな人生だったに違いない。2011/02/23

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