内容説明
頭のてっぺんからしっぽの先まで真っ黒なカラスネコ。やさしいユキヒメかあさんとの別れ。ネコマタのブラック・ブラック、弟分の白ネコのハク、宿敵、黒ネコの三五郎。さまざまなひとと出会い、チャックは成長していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷーきん
2
9歳から。26年度埼玉冬休みすいせん図書。全身真っ黒なカラスネコ、チャックの成長物語。2部構成で前半は、子猫のチャックが母猫のユキヒメと離れて、立派なカラスネコだった曾祖父クロベエを探すお話。後半は、青年になったチャックが用心棒となって近所の飼い猫を守るために奮闘するお話。地方新聞の連載小説だそうで、お話が小分けになっていて読みやすいです。挿絵も沢山で好みの絵でした!できれば続編を期待したいなぁ。2015/07/20
kanakokamodamon
1
カラスネコのチャックは、真っ黒な猫。兄弟猫たちからは、からかわれますが、ユキヒメかあさんは言います。「カラスネコは長生きすると、いつか、ネコ神さまからとくべつな神通力をもらえる」と。母さんや兄弟猫たちと別れ、チャックはたくましく生きていきます。ひいひいじいさんのクロベエじいさんと会えるのか? 五月山の魔王、ネコタマ ブラックブラックとは何者か? パワフルで楽しい絵とともに、こどもから大人まで楽しめるストーリーです。ちなみに、でてくる地名は、大阪北部の方ならピンとくるかも。あの山が、あの森が舞台なんです。