内容説明
靴屋の見習い職人フラピッチは、小鳥のように陽気な子!本のようにかしこくて、お日さまのようによい子です。緑のズボンと赤いシャツ、すてきなブーツに輝く帽子、肩にかけた赤いかばん。旅のしたくをととのえるとフラピッチは親方のもとをとびだしました!1913年初版以来読みつづけられているクロアチアの児童文学。
著者等紹介
ブルリッチ=マジュラニッチ,イワナ[ブルリッチマジュラニッチ,イワナ][Brli´c‐Mazurani´c,Ivana]
1874年4月18日、オグリンで生まれる。1938年ザグレブにて死去。ユーゴスラヴィア科学芸術アカデミー、現在のクロアチア科学芸術アカデミー会員となった最初の女流作家。幼少より、独仏などの外国語の教育をうけて育ち、これを生かしてヨーロッパ児童文学作品の翻訳を多く手がけた。自身の作品には、スラヴ民族の神話や伝説に取材した物語が多く、クロアチアのアンデルセンとも称される。『見習い職人フラピッチの旅』と『昔むかしの物語』で、二度ノーベル賞候補に上がる
山本郁子[ヤマモトイクコ]
1980年代、旧ユーゴスラヴィアを訪問し、特にクロアチアとそこの人々に魅せられ、リエカ市に住みつく。リエカ市のための通訳、翻訳をする一方、クロアチアに住む外国人として、現地の新聞や雑誌に様々な記事を定期的に寄稿。クロアチア・ラジオ第一放送では、「おやすみまえのお話」にシリーズで出演し、様々な日本の子どもの習慣や風習について語る。日本でも、通訳、翻訳に従事する傍ら、クロアチアの雑誌に寄稿を続ける
二俣英五郎[フタマタエイゴロウ]
1932年北海道小樽に生まれる。絵本、さし絵の世界で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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