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出版社内容情報
収録作品:花のき村と盗人たち/百姓の足、坊さんの足/和太郎さんと牛 解説:新美南吉研究家 大石源三 小学校中学年~
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
大正2年7月30日、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。本名渡辺正八。15年半田中学校(現在の半田高校)に進学。昭和2年頃から、中学在学中を通して「緑草」「愛誦」「少年倶楽部」「赤い鳥」などの雑誌に、童謡、童話などを盛んに投稿する。11年東京外国語学校を卒業。13年愛知県内の安城高等女学校の教員となる。18年3月22日、永眠
長野ヒデ子[ナガノヒデコ]
1941年愛媛県に生まれる。『おかあさんがおかあさんになった日』(産経児童出版文化賞、けんぶち絵本の里・びばからす賞)、『せとうちたいこさんデパートいきタイ』(日本絵本賞)等、各賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
17
伝承の昔話のようだが、どれも少しトンチが効いていて、クスッと可笑しい。近所の人たちは、皆個性的だが、それでも人がよく、悪気がない。昔の日本の良さがよく出ている。2021/05/23
みさどん
17
新美南吉さんは、考えさせられる話を書かれる。泥棒たちが改心する。死んでからでも罰が当たるのは心無い人の方。年寄り牛を大事にする飼い主の幸せ話。3編とも、どう話が転んでいくのだろうと、楽しみながら読んだ。良い人は良い結末を迎える。その王道が気持ちいい。2016/10/04
おはなし会 芽ぶっく
11
4年生ブックトーク授業 教科書掲載のおすすめ本から選書 盗人の親方が新人4人に盗み方を教えるが、どうも上手くいかないことばかり。 花のき村と盗人たち/百姓の足、坊さんの足/和太郎さんと牛 の3話。2019/12/11
おはなし会 芽ぶっく
7
5年生ブックトーク授業。【 花のき村と盗人たち / 百姓の足、坊さんの足 / 和太郎さんと牛 】2022/12/08
まりこ
7
新美南吉 晩年の作品。お人好し(?)な盗人の話し「花のき村と盗人たち」、えっ?とワルな坊さんな話し「百姓の足、坊さんの足」、飲んべえの牛ひきの飼い牛まで酔っぱらったらどうなる?!「和太郎さんと牛」の3作。〈百姓ばかりの村には、ほんとうに平和な、金色の夕暮をめぐまれることがあります〉 美しい夕暮を、「見る」ではなく、「めぐまれる」と現す心。素朴で切なく優しい『ごんきつね』に可笑しみを足したような物語。心に滋養を与えてくれる。2013/10/14