- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 短編集・アンソロジー
出版社内容情報
人は時として、地獄の悪魔と手を結んで、望みをとげようとします。そして、いつだって悪魔はそれをまちかまえているのです……。悪魔に魂を売り渡した、有名なファウスト博士の話をはじめ、悪魔と契約を結んだ人々の話。でも、ごくたまに、うまく悪魔から逃げ出す話もあったようですよ。 小学校中学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
89
ドイツは魔法使いや魔女伝説の宝庫。なんとプロイスラーのご先祖様にもふたりの魔法使いが存在するらしい。名作クラバートの元ネタともいえるお話や、ファウスト博士が悪魔と契約する話など13篇。悪魔はルールに厳しいけど、神様はそんなにこだわらないということに目から鱗。悪魔って律儀だな。2017/08/18
帽子を編みます
46
プロイスラーの昔話、悪魔と魔女の13篇です。有名な魔術師、ファウスト博士、パラケルスス、クラバートが出てきます。チェコの首都プラハの王宮の話もありました。ふむふむ、あらあらと読み進んでいきます。「運がいい話」愛の魔術、結構困った話です。勝手にかけられて危うく一生縛られるのは困ります。ブタ飼いが助けてくれてよかった。呪いのエプロンはその後どうなったのでしょう。誰かが拾ったら新しいお話しになりそうです。2023/10/11
どら母 学校図書館を考える
11
「怖い話、無い?」と聞いてくるこどもたちにおすすめできるか、下読み。どうかな〜?文化がちがうからな~。2016/07/09
星落秋風五丈原
10
悪魔に魂を売り渡した、有名なファウスト博士の話をはじめ、悪魔と契約を結んだ人々の話。でも、ごくたまに、うまく悪魔から逃げ出す話もあったようですよ。2004/01/20
おはなし会 芽ぶっく
8
プロイスラ―のエッセンスを加えた昔話が13編。お話の前の前置きをしっかり読むとなお面白さが増します。【悪魔と魔女】がテーマ 『ここにサインを!/一本多い刻み目/笑いがひきおこした災難/秘密の作戦会議/シカの角殿下/博士の呪文書/どろぼうが!どろぼうが!/ことばどおりに/聖なる三つの文学(魔女の話)/ひとりは黒で、ひとりは赤(魔女の話)/さあ、飛んでおいき、どこにもないところまで(魔女の話)/運がいい話/しつこいヤツ』 『笑いがひきおこした災難』はチェコのお話。『秘密の作戦会議』はクラバート伝説のひとつ。2020/03/27