出版社内容情報
チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本が大好き。でも、読み方がちょっと違います。はやく、たくさん読むチッタちゃんと、ゆっくりじっくり読むヒッポくん。正反対のふたりが本を通して友情を深める物語。
如月かずさ［キサラギカズサ］
著・文・その他
いちかわなつこ［イチカワナツコ］
イラスト
内容説明
チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本を読むのが大すき。でも、読み方がちょっとちがいます。どうちがうかって？それは…。たくさん読む？じっくり読む？
著者等紹介
如月かずさ［キサラギカズサ］
１９８３年、群馬県桐生市生まれ。『サナギの見る夢』（講談社）で講談社児童文学新人賞佳作、『ミステリアス・セブンス―封印の七不思議』（岩崎書店）でジュニア冒険小説大賞、『カエルの歌姫』（講談社）で日本児童文学者協会新人賞を受賞
いちかわなつこ［イチカワナツコ］
１９７４年、東京都生まれ。絵本の作品に『リュックのおしごと』『リュックのピクニック』（ポプラ社）、『おつきみピクニック』（ほるぷ出版）などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
70
児童書。本を読むのが早いチッタちゃんはたくさんの本を読んでいる。同じクラスのヒッポくんは１冊の本を大切に大切にゆっくり読んでいる。二人とも本が大好きだけど、それぞれの読み方、楽しみ方があっていい。▽低学年向け。良本。読書週間におすすめしたい。2019/09/19
ぶんこ
52
せっかちで、たくさんの本をあっという間に読んでしまうチーターのチッタちゃん。一つの本をじっくり読んでは、心に残る文を記憶して楽しむカバのヒッポくん。本の読み方は違うけれど、お互いがお互いの良さを素敵と思っているのがいいですね。2023/09/18
k sato
38
チッタとヒッポは最高の読友 (´▽｀)本の読み方って、人それぞれです。チーターのチッタとカバのヒッポは、読書好きの小学生。本の読み方が違うことに、お互い気付くのでした。チッタは速読派。でも、本の中身はうろ覚えです。一方、ヒッポは遅読派。だけど、本の中身は暗記できるくらい覚えています。お互いの読書スタイルを認め合う二人の姿を微笑ましく思いました。またチッタは読書感想文を書くときに、ヒッポに面白さを伝える努力をしました。チッタの読書スタイルが開花した瞬間でした。読書の素晴らしさを教えてくれる貴重な一冊です。2023/09/04
chiaki
32
本が好きなチーターのチッタちゃんとカバのヒッポくん。二人の読み方はまるで真逆。チッタちゃんは続きが知りたくて急いでよんでしまう派。一方ヒッポくんは、普段から何をするにもゆっくり、本を読むのももちろんゆっくり派。そんなヒッポくんの読み方に疑問を感じるチッタちゃんですが、実はヒッポくんはものすごく深い読み方をしていることに気付いて…。本好きなら誰もが、この二人に共感するはず！改めて、自分自身の本の読み方を考えさせられました。じっくり味わいつつも、速く、多くの本を読んで、自身の糧となるような読み方、したいーーー2019/06/02
anne＠灯れ松明の火
27
出版社のFBで、「第50回京都新聞お話を絵にするコンクール」の選定図書に選ばれたと知り、タイトル、かわいい表紙に惹かれて。隣市で。チーターのチッタちゃんは、先が気になって早く、たくさん読む。だから、いつも10冊借りる。かたやカバのヒッポくんは、ゆっくりじっくり読む。借りるのは1冊だけ。対照的なふたりの読書だが、本が好きなのは同じ！ 読書の楽しさがつまった作品。私はまさにチッタちゃん派。チッタちゃんの反省が自分のことのようだった（汗）いちかわなつこさんの挿絵もかわいい♪2020/08/24
