内容説明
「こんやは、あらしになりそうだよ」しんぱいになったビリーは、まどに、かけよりました。「あれっ、かざみどりさんが、くろいくもをにらんでる。まちのみんな、きをつけろ。あらしがくるぞ、かぜがふくぞって、いってるよ」
著者等紹介
はるなまき[ハルナマキ]
埼玉県に生まれる。清泉女子大学文学部英文科卒業。後児童文学の翻訳や絵を学ぶ。絵本に『きたかぜにのって』がある
いしくらきんじ[イシクラキンジ]
石倉欣二。愛媛県に生まれる。東京芸術大学卒業。絵本の会『彗星』を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
5
初めて一人で外出するビリーにとって、嵐の後の町はどことなく怖い世界だったでしょう。 大切に思っていた風見鶏が飛ばされてしまうほどの嵐でした。 風見鶏を見つけたときの興奮は、余韻を持ってお話を終えることでとてもきらめいて感じられました。 日本人による作品ですが、どことなく西洋風な作りになっているのも印象的です。2016/12/03
el_desvios
0
かざみどり でかい!2012/11/20
kokotwin
0
ビリーたちにとって、大事にしている風見鶏が嵐のせいでどこかにってしまう。それをみんなで探すのだが、ビリーにとっては、冒険のようなものだったんだろうなぁ。一人で探すのは怖かったけど、それにもまして、風見鶏を見つけたい気持ちが勝ったんだろうなぁ。だからこそ、見つかった時は嬉しかっただろうなぁ。2019/01/28