内容説明
さて、このスミ、どうしようかな。いつものようにふでにつけてと。なにかかいてみようかな。すると。ポタンとスミが、ふでから、しずくになって紙の上におちた。そしてら、わわわ、びっくりじゃないか。あっというまに、その紙が、ぜーんぶまっくろけになった。たっくん、おどろいたねえ。でも、おどろいたけど、ちょっとおもしろいなとも思った。そこで、こんどは、ちがう紙に、ふででそっとそのスミをぬってみた。ややや、また、あっというまに紙はまっくろけになった。
著者等紹介
北村想[キタムラソウ]
作家、劇作家、演出家。1984年「十一人の少年」で岸田国士戯曲賞、1989年に「雪をわたって…第二稿・月のあかるさ」で紀伊国屋演劇賞を受賞
荒井良二[アライリョウジ]
絵本作家、イラストレーター。「うそつきのき」(小学館児童文化賞受賞)「森のえほん」(講談社出版文化賞絵本賞受賞)などの作品がある
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感想・レビュー
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ソルティ
176
子供No.3が学校図書館から借りてきた、ただまっくろけになるだけだった(笑)。雨降ったらもとに戻るんだー。じゃ心配しなくていいな。荒井良二さんの絵がカラフルでいいです!2020/05/23
みずたま
9
独特な文章。荒井さんの絵はカラフルな方が魅力的だと思う。2016/02/15
こどもふみちゃん
7
魔法の筆?でチョンっとすると、触れたものがすべてまっ黒けに。あまり、いたずらが過ぎるといけませんよ(^-^)4・5・6・7・8・9歳向け。 ちょっと文章は長いですが、楽しい内容です。4歳の息子が、「この本面白いよ」といって持ってきてくれました。3歳には少々難しいかも。2011/04/30
かおりんご
3
絵本。タイトルからは想像がつかない話の流れです。それが、面白い!2011/04/29
まやま
2
子どもが保育園から借りてきて、忙しい夕食前に「読んで!」とせがまれ、なんじゃこりゃ?と思いながら読みました(笑)。子どもに受ける愉快な本です。2012/12/13