内容説明
第二次世界大戦末期、母親と八歳の弟フレードと一緒に母親の故郷の村に疎開していたリッリ。父はドイツ軍の捕虜となり、ポーランドの収容所にいる。村の大通りには、ときおりドイツ兵やファシストたちのトラックが走り、山の中にはパルチザンたちがひそんでいた。そんな夏のある日、リッリは「呪われた屋敷」と呼ばれる家に見知らぬ少女を見かけた。村人の話では、結核で亡くなった少女の幽霊が現れるという…。戦時下のイタリアの田舎を舞台に、少女たちの秘密と友情、そして成長を描くビトリット賞、ルニジャーナ・ラガッツィ賞受賞作。
著者等紹介
ドンギ,ベアトリーチェ・ソリナス[ドンギ,ベアトリーチェソリナス][Donghi,Beatrice Solinas]
1923年ジェノヴァ近郊の町セッラ・リッコに生まれる。20代前半、イギリスに留学し英文学を学んだ後、小説家としてデビュー。児童文学の作家・評論家として、また民話集の編纂などで活躍
長野徹[ナガノトオル]
1962年山口県に生まれる。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了(イタリア文学専攻)。1995年から96年イタリア政府給費留学生としてパドヴァ大学文学部に留学。現在はイタリア文学の研究、紹介に従事している
ゾッソラーティ,エマヌエーラ[ゾッソラーティ,エマヌエーラ][Bussolati,Emanuela]
1946年に生まれる。大学で建築学を学んだ後、児童心理学研究所に勤務し、子どもたちのコミュニケーション能力や感情表現の発達を促す教育活動に携わる。その後、子どもの本の編集者、作家、イラストレーターとして、イタリア、フランス、イギリスで活躍
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感想・レビュー
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モモ
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星落秋風五丈原
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