出版社内容情報
第一回長編児童文学賞で佳作を受賞した作品。本と図書館が大好きな女の子が図書館で出会う様々な人々との交流や、図書館でおきるちょっとした事件をミステリアスタッチに描いた連作短編。話の底には一つの大きなテーマを持つ、ユニークな作品。 小学校高学年~
内容説明
本と図書館が大好きな女の子が図書館で出会う様々な人々との交流や、図書館でおきるちょっとした事件をミステリアスタッチに描いた連作短編。第一回長編児童文学賞佳作受賞作品。
著者等紹介
緑川聖司[ミドリカワセイジ]
大阪生まれの大阪育ち。『晴れた日は図書館へいこう』で第一回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞の佳作を受賞
宮嶋康子[ミヤジマヤスコ]
東京生まれ。武蔵野美術短大卒。やなせたかし氏のアシスタントを経て、新聞小説、雑誌のさし絵、本の装幀などを中心に活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へロム
107
タイトルが気にいって読んでみました。ミステリー要素もあり、あっという間に読めます。。児童書になっていますが、図書館好きにはオススメです。[図書館本]2014/04/05
風里
69
児童書ながらも図書館や司書さんの働きがよくわかる1冊。 盗難や汚損破損が日常的になってしまっては困るが、柔らかく注意喚起がなされているのは素晴らしい。 子供たちに自然と教えられるこういう本が増えて欲しい。2013/10/13
ミロリ
59
意味が分かってからの「晴れた日は 図書館へいこう!」は本当に素敵^^ 図書館について色々と学べた。 『わたしの本』カナちゃんが可愛い。お母さんはタイトル継続を頑張り続けてほしい。 『長い旅』感動。初恋を大切にしたおじいちゃん最高。安川くんがおじいちゃん譲りでありますように。 『消えた本のなぞ』魔女シリーズを持ち出した犯人の言い分には納得するけれど ずっと手元に置いておきたいから無断で持ち出すなんて考えられない。実際そういう人がいるのか調べてみたい。 『エピローグはプロローグ』 始まりそうな終わり方が好き。2014/02/02
しゅわ
57
【図書館】小学5年生の本好きなしおりちゃんが活躍する、図書館を舞台にした日常の謎。迷子?の女の子の「わたしの本」の意味、60年前に貸し出された本を返したいという少年、ブックポストへのイタズラの本当の理由、次々と行方不明になる本、そして図書館祭りの出来事。読メでよくみかけ、図書館好きとしては気になっていた一冊です。思い切って取り寄せてみたら、いわゆる児童書でビックリ!?通勤電車で読むにはちょっと大きくて大変でしたが、しおりちゃんが読んでいるのが同じ判型の本ばかりだと思われたので…連帯感があって良かったです♪2015/11/10
itica
53
小学5年生のしおりが図書館で遭遇する小さな事件の数々。図書館ならではのミステリーは、児童書らしく本好きな子供たちの興味を惹きそう。本の大切さや本の魅力も伝えてくれる。「言葉はわたしたちの・・・」で始まる文章がとても印象深かった。確かに言葉の与える影響は計り知れないと思う。本の中にぎっしり詰まった言葉が感動を分けてくれたり、寂しさを癒してくれたり、反省を促してくれたりと教えられることがたくさんある。だから、晴れた日でなくても図書館に行こう(笑) 2013/10/03