おはなしプレゼント
おじいちゃんの桜の木

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784338170116
  • NDC分類 K973
  • Cコード C8397

出版社内容情報

第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
5・6年生 小学校高学年の部


内容説明

いなかのおじいちゃんは、ぼくにいろいろなことを教えてくれた。木登り、目をとじても耳をすませばものが見えること、桜の木が呼吸していること…。イタリアのチェント賞、バンカレッリーノ賞を受賞した、トニーノ少年と家族の心あたたまる物語。

著者等紹介

ナネッティ,アンジェラ[ナネッティ,アンジェラ][Nanetti,Angela]
1942年、イタリアのボローニャ近郊に生まれる。アブルッツォ州の都市ペスカーラで、中学校と高等学校の教壇に立つかたわら、児童文学を中心に執筆活動を始める。現在は教職を辞し、執筆に専念

バルブッソ,アンナ[バルブッソ,アンナ][Balbusso,Anna]
イタリアのウーディネに生まれる。ふたごの姉妹。ミラノの美術学校で学ぶ。1994年から広告、出版の分野でイラストレーションの仕事を始め、数々の賞を受賞。ミラノ在住

バルブッソ,エレナ[バルブッソ,エレナ][Balbusso,Elena]
イタリアのウーディネに生まれる。ふたごの姉妹。ミラノの美術学校で学ぶ。1994年から広告、出版の分野でイラストレーションの仕事を始め、数々の賞を受賞。ミラノ在住

長野徹[ナガノトオル]
1962年山口県に生まれる。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了(イタリア文学専攻)。1995年~96年イタリア政府給費留学生としてパドヴァ大学文哲学部に留学。現在はイタリア文学の研究、紹介に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

84
田舎で暮らす愉快な祖父母のことをトニーノ少年が語る。ママが生まれた日におじいちゃんが植えた桜の木は、フェリーチェと名付けられ幸せのシンボルツリーとなった。祖母が亡くなり次第に元気をなくしていく祖父。そして桜の木までも失いそうになる。のびやかな暮らしがどれほど心に滋養をくれるか。家族にとって大切なものは何か。夫の両親の悪口を言いまくる勝気なママがイタリアっぽい。2021/03/29

ミーコ

28
破天荒なおじいちゃんだけど 木登りや色々なこんなを孫のトニーノは教わりました。お父さんとお母さんは喧嘩ばかりだし、特にお母さん 人の悪口や愚痴ばかり。。 少年の心も荒んでしまいそうですが、この変わり者のおじいちゃんがいたから救われたんだと思います。元気一杯だったおじいちゃん いつまでもこのままで・・・ と思うのにー。切なく悲しくなりますがトニーノの心の中では いつまでも生き続けてくれる事と思います。『誰かが ある人を大事に想い続けている限り、その人は死んでいないんだ』と言うおじいちゃんの言葉が胸に響きます2019/02/27

どら母 学校図書館を考える

15
仕事でデータ入力の変更したついでに。珍しいイタリア人の作者。 身近な人の死を通した喪失感。古い本だけど、お勧めしたい。2021/04/24

ひな吉

2
課題図書で親に頼みこんで買ってもらった本。それ以来何度か読み返してきた。読むたびに昔は理解出来なかった、大人の気持ちが少しずつ理解出来る様になってきた。同時に、どこかガラス越しに感じていたこの物語の悲しみが、身を切る様に感じられ、苦しい。どうして人は、昔のままでは、幸福なままではいられないのだろうか。2012/02/27

航輝

1
図書館本 トニーノ少年の家族に対する思いやおじいちゃんの優しさ、それにまた答える様に素直な思い あのおじいちゃんとおばあちゃんのもとで過ごしたから、あの優しい心が作られた 桜の木だけじゃなく、動物に対する想いやりを順を追って見てきたからこその感動 トニーノの心の強さはおじいちゃん譲り2019/11/22

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