出版社内容情報
タヌキモ、ハエジゴクなど、食虫植物の虫の捕らえ方を紹介するとともに、植物連鎖、自然と人間の関係を考える。 小学校中学年~高学年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
93
少年時代にめだかを飼っていたときに出会ったタヌキモやムジナモについて書かれている。著者は多くの童話も書く一方で本書のような身近な自然の本も多い。私もタヌキモとムジナモの違いを知らなかった。そして本書にも書かれている人と動物と植物のつながりを教えてくれる。平易な児童書は科学音痴のわたしにはありがたい。図書館本2022/10/26
Sleipnirie
8
メダカを水草と一緒に飼っていたら、ある日メダカがすくなっていることに気づく。 実は水草の正体が食虫植物タヌキモだったのだ! そこからタヌキモなど食虫植物の紹介。 さらに「普通は植物を虫とかが食べるのに、逆じゃないの?」という思いから食物連鎖の話になり、そういう栄養のつながりが自然や動物という環境を作り上げているので、人間だけを考えるのは的の外れた考えであることにたどりつく。 ページは少ないながらも自然というものを考える最初の1歩として面白く読める絵本。2013/11/23
ととろ
2
かこさとしさんの読んでない本だ〜と図書館で手に取り。タヌキモって⁇タヌキの何?と思ったら、食虫植物の話でした。見たことも聞いたこともなかった…。最後は、生き物は共生しているのだから人間のためだけを考えて生きていたら、しっぺ返しをくらうだろうという話で締めくくられた。その通りです。2017/09/29
かしこ
1
タヌキモは水に浮かんで育つ草です。小さな怪しい袋がついていて、その袋に入り込んだメダカや虫を溶かして栄養にします2018/06/30