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出版社内容情報
第48回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
内容説明
クマを助け、農家を助けるために―初代クマ追い犬、名犬タロの思い出。
目次
序章
タロが来た
訓練が続く
広島へ
タロとカリオ
老いてゆくタロ
星になったタロ
著者等紹介
米田一彦[マイタカズヒコ]
1948年2月15日青森県十和田市生まれ。1973年秋田大学教育学部卒業。秋田県立鳥獣保護センターに奉職。1981年秋田県生活環境部自然保護課勤務。1986年同退職。ツキノワグマの調査研究に専念する。1989年広島県にて日本ツキノワグマ研究所を主宰。1998年オペル(ドイツ自動車メーカー)冒険大賞パイオニア賞を受賞。現在、NPO(特定非営利活動法人)日本ツキノワグマ研究所理事長
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感想・レビュー
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paf ❤︎
30
タロの生涯を中心とした、他3頭の犬との山での暮らし。民家の生活と熊との共存のために「奥山放獣」を目指す熊追い人の筆者、同時に文を書く才能にもあふれている!「山に安易に入り込む者たちを鉄鎖の意志で縛る」等々、情景の浮かぶ詩的な表現や、「ザンパーン」と熊に名付けたり、ユーモアにも満ちている。タロ幼犬期の、容赦のない厳しいしつけ方には、現代なら多方面から非難を受けるだろうけど。そして表紙タイトル配置ゆえ、私の中では読むあいだずっと「クマ追い犬 ロタ」だったけど。もういいか、ロタで。2020/11/23
ハルマル
5
熊追い人の著者と共に山へ分け入り、時には主人の危機を救ってきた犬のタロ。壮絶な命のやりとりと、人と犬の絆を、詩的な文章を交え描かれている。2018/11/29