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出版社内容情報
「もう、うそはつかない」と誓いながら、しょうこりもなくうそをつくウルフ少年。ところが作文の時間にりっぱな文章を。2編収録。 小学校高学年~一般
内容説明
13歳、うそをつきまくる。14歳、文学の才能が花ひらく。スウェーデンの少年時代をユーモアたっぷりに描く自伝的短編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
36
著者の自伝的短編集。2編収録。ウルフは嘘つきの天才で、親も自分を優等生だと思っている。ある日やってもない宿題の確認の保護者サインを父親の真似して書いたことを得意げに話していたら先生に聞かれてしまう。これまでの嘘が親にバレるのを憂えて家出をするウルフだが、、?結末はびっくり。全然こりてない!そしてそれが二つ目の作品にいきてくる。嘘つきの才能を生かし、クラスで一番いい作文を書くようになり、、これもオチがチョッと驚いた。そうか、この想像力が後に作家となる原動力なのか、と納得!面白かった。2021/10/26
なま
16
★4.5 スウェーデンの児童文学作家の短編2編。自伝的作品で『うそつきは作家のはじまり』とユーモア満載なのが良い。13才の嘘つきの代償に家に帰れず家出する。「30キロ歩くと両足が靴の中で水を吸った丸パンみたい」という表現が有るが、私自身も冬の夕方~明け方にかけて100キロ近く歩いた際に、寒いのに靴の中は熱で蒸れてむくみ、足の裏は長風呂に入った様にシワシワになった思い出が鮮明によみがえり、リアルに感じた。嘘は良くない。けれど「子どもの嘘」の味方として大切な本。2021/12/03
おはなし会 芽ぶっく
16
5年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】スタングの自伝的短編といわれている。2編。「はっきり言って、13歳にしては、ぼくはウソをつくのが上手い」という主人公。家では優等生、学校では問題を起こす。それが親にバレ家出します。はた こうしろうさんのイラストは鉛筆画だそうです。2018/11/21
魚京童!
13
スウェーデン語がわからないけど”天才”なのか?2014/09/26
ヨシ
10
作者さんの自伝的小説。想像力と嘘は紙一重なんだね。2023/07/15