内容説明
高校生や高等専修学校生に「職業」や「仕事」について考える機会と発表の場を提供することを目的にスタートした「私のしごと」作文コンクール。震災以降に、「東日本大震災若者応援メッセージ」と銘打って募集を呼びかけた第7回コンクールには、全国から4104編もの作文が寄せられた。被災した東日本地区をはじめ、全国から集まった「仕事」「将来」そして「生きる」ことを見つめた75編を収録。
目次
十五回目の誕生日
願いを叶える仕事に就く
希望が輝く未来へ
東日本大震災からのメッセージ
笑顔と勇気と努力
震災の経験から
希望を持って再出発
震災を通して学んだこと
人を元気にすること
夢は叶えるためにある〔ほか〕
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
詩人。1909年山口県生まれ。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などの童謡が長く愛されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魂の叫び
6
初めて借りました。これも感想は言えません。ただ作文コンクール「東日本大震災若者応援メッセージ」の厳選75編を収録とありますが、応募総数4104編もあったのだから出来れば全員の作文が読みたいですね。作文に◯も×もないのだから。2015/05/15
壱萬弐仟縁
2
被災した若者たちは、悲しみに直面しながらも、未来への希望、理学療法士になりたいとか、毅然とした態度で、真摯に作文を書いている。学校に上がる前の幼児が、玩具を流されたと唐突に言うが、高校生としては愕然としていたようだ。千葉悠奈さんの「夢は叶えるためにある」とは立派なテーマである(55ページ~)。被災した高校生(増子光希=みき)さんが将来、国連職員を目指すあたりは立派である(114ページ~)。この作文の中には、アメリカに対する憎悪とか、既得権益に縋り付いている連中への批判はない。彼らには知っておいてほしいが。2012/11/14