内容説明
マルクとカール、しろくま兄弟。黒いぼうしは兄さんのマルク、双眼鏡をぶらさげた弟のカール。人間のことばがしゃべれて字だってよめる。ホワイト・ベア・ブラザーズ新装版でパワーアップ。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京生まれ。『ルドルフとイッパイアッテナ』(講談社)で講談社児童文学新人賞を受賞。『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞受賞。そのほか、路傍の石少年文学賞、野間児童文芸賞受賞
高畠純[タカバタケジュン]
1948年名古屋生まれ。『だれのじてんしゃ』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞。『オー・スッパ』(講談社)で日本絵本賞。『ふたりのナマケモノ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
19
おもしろかったー♪ 小学生の読み友さんに教えてもらったシリーズの1さつ目。人間のことばがしゃべれて 字だって読める しろくま兄弟のお話です。■しろくま兄弟 マルクとカール かわいい♡ お話の せっていも、ひょうひょうとした語り口も、兄弟それぞれのキャラも、ふふっ とほほえんでしまいます♪ ■子どもの本だけど大人とおんなじ言葉づかいなところが おもしろくって、読者と作者の ひみつのやくそくも、何だかにんまりなのでした ( ' ᵕ ' ) (1992年。2014年 新装版)(→続2017/09/17
ひまわり
6
約一週間かけて読み聞かせ。しろくまタイム。なかなか楽しめました♪2019/12/11
timeturner
6
うひゃあ、面白い! 斉藤洋さんて、才能のある人だなあ。言葉を喋るシロクマという設定は珍しくもなんともないのに、ヒネリが効いてて、子どもも大人も本気で楽しめる内容になってる。高畠純さんのほのぼのした絵もぴったり。2015/02/14
南包
4
『しろくまだって (作/斉藤洋 絵/高畠純)』小峰書店 新装版 しろくまだって 2014年12月24日 新装版第1刷発行 主人公はしろくまの兄弟。 兄はマルク、弟はカール これが、カール・マルクス しろくま兄弟を雇う「しろくまじるし宅配便」の支店長がアダム・ケイン アダム・スミスとジョン・メイナード・ケインズから来ている名前か? それだけでも、作者の遊び心が見えて嬉しい。 物語も大変に楽しいものです。 2016/10/04
Incisor
3
カナダの北の方の、町からずっとはなれたところに住んでいる、しろくまの兄弟が、人間のことばをかくとくし、人間のような暮らしをいとなみ、やがて人間の町に移り住み、生計を立てていくという奇想天外な一部始終が、違和感なく、ああ、こんなこともあるよね、きっと、なんて思いながら楽しく読んでしまうこの物語の世界。絵もぴったりで夢中になってしまう。2023/01/11