出版社内容情報
おじいちゃんがくれたりょこうけんで、ぼくはいとこのたかしと、「のぞみ700」で名古屋へ行き、各駅停車でもどってくるさくせんを… 小学校低学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
61
甥っ子が幼稚園の時に何度も読み聞かせをねだってきた絵本。小学4年生と2年生の鉄道好きの男の子が、二人だけで旅をする物語。旅行会社に行って乗車券を買うところからスタート。自宅が小田原にあっても、のぞみ700に乗るためにわざわざ東京駅まで行く二人の、緊張しながらワクワクしている雰囲気が伝わってきて読みながらこっちもニヤニヤ。目に入る景色は克明に描かれ、二人の会話から滲み出る心情の変化がまた凄くリアルでいい。起承転結のわかりやすい展開も読みやすく、後半はけっこうじわっときてしまった。2013/07/21
遠い日
16
鉄道に詳しくないので、せっかくの◯◯系という細かな記載が、わたしの心に届かないのが残念。でも、小学4年と2年のいとこどうしが、二人きりで好きな鉄道の旅をする、その心理の動きはよくわかる。意気込んで乗り込んだ新幹線、のぞみ700。そして、やっぱり小さい方の子は家がだんだん恋しくなる。冒険には波乱がつきもの。やりとげた二人、だいじな思い出になったことでしょう。横溝さんのスピード感に溢れた絵が大好き。2015/09/27
スノーマン
11
小一の息子が借りて読んだ本。四年生の男の子と、いとこの二年生の男の子がふたりきりで乗車券を購入して、時刻表を見つつ新幹線に乗り込む。すでに母としては感動。復路の各駅停車を乗り継ぐところも、四年生のたくちゃんが心細くなりながらも頑張っていくところに、また感動。可愛い子には旅をさせよ。2013/07/02
まど
10
4歳の息子が幼稚園で借りてきた。もともと電車はそんなに好きじゃないからか、文章が長いからか、途中から全然聞いていなかった。来年になったらまた変わるのかな。2010/12/01
べるつく
8
鉄道ものの絵本をいろいろ描いている作者による新幹線もの。従兄弟同士の小学生の男の子二人が往路はのぞみ、復路は各停で名古屋まで往復する。所要時間からして表題ののぞみに乗っている時間は短い。何系何系と東京駅での新幹線や名古屋からの上り東海道線の普通列車がいろいろと出てきてこれは巻末に一覧がある。列車が多数出つつもストーリー部分もしっかり描かれている。小学生の男の子が読むと食いつくかも。2014/07/08