日本巫女史

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  • サイズ A5判/ページ数 660,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336054937
  • NDC分類 163.9
  • Cコード C0021

出版社内容情報

の巫女の歴史を古代から近代まで通時的にたどる。日本民俗学史に屹立する異形の一書!

膨大な文献史料、口碑、伝承を横断し、古代から近代までの巫女の歴史を明らかにする。「常民」の民俗学を逸脱し、「非常民」の民俗学を樹立する試み。日本民俗学史に屹立する異形の一書! 図版多数。

【著者紹介】
明治9年(1876)生まれ。報知新聞社、博文館につとめるかたわら柳田國男に師事。昭和22年死去。栃木県出身。著作に『日本巫女史』『日本盲人史』『日本婚姻史』『日本民俗学辞典』など。

内容説明

柳田民俗学の本流の外で、売笑・人柱・葬礼・差別・犯罪・盲人史などの分野に独自の業績を残した著者が、膨大な史料、文献、口碑、伝承を横断し、古代から近代にいたる“巫女”の歴史を明らかにする。“常民”の民俗学の枠を超え“非常民”の民俗学を樹立する試み。

目次

総論(巫女史の本質と学問上の位置;巫女史の研究方法;日本巫女史学の沿革とその史料;巫女史の材料とその採集方法;巫女史の補助学科とその態度;日本巫女史の時代区分法)
第1篇 固有呪法時代(原始神道における巫女の位置;巫女の呪術の目的と憑き神;巫女の用いし呪文と呪言;巫女の呪術に用いし材料;巫女の作法と呪術の種類;巫女の性格変換とその生活;精神文化における巫女の職務;物質文化における巫女の職務)
第2篇 習合呪法時代(神道に習合せる道仏二教;修験道の発達と巫道との関係;巫女の信仰的生活と性的生活;巫女の漂泊生活とその足跡;呪術方面に現れた巫未知の新義;巫女の社会的地位とその生活)
第3篇 退化呪法時代(巫道を退化させた当代の世相;当代における巫女とその呪法;巫女の社会的地位とその生活)

著者等紹介

中山太郎[ナカヤマタロウ]
1876‐1947年。栃木県出身。報知新聞社、博文館につとめるかたわら柳田國男に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。