出版社内容情報
万人必読のボードレール参考文献として知られる、テオフィル・ゴーチエによるボードレール評伝。批評家ゴーチエ魂の遺言書。
2011年に生誕200年を迎える詩人・批評家テオフィル・ゴーチエが、「決定版」として知られる
ミシェル・レヴィ版『ボードレール全集』第一巻『悪の華』第三版の《序文》として発表した、
ボードレールの生涯と著作全般を展望した長文の評伝。
ゴーチエは、ボードレールが『悪の華』の献辞で最大級の賛辞を捧げた人物でもある。
ボードレールの没後もっとも早い時期に出版された称賛に満ちた評伝として先駆的な役割を果たし、
世紀末から20世紀初頭に至るまで、万人必読の基本的なボードレール参考文献として知られる書に、
詳細な訳註と解説、豊富な図版を附した待望の新訳。
シャルル・ボードレール
訳 註
二月革命とゴーチエ
サバチエ夫人とゴーチエ及びボードレール
ゴーチエとバンヴィル
一八五七年のゴーチエとボードレール
「パリ評論」におけるゴーチエとデュ・カン及びボードレール
ゴーチエとエドガー・アラン・ポー
ゴーチエと見者voyant
ゴーチエと猫
ゴーチエとサント=ブーヴ
マネとボードレール及びゴーチエ
ゴーチエのシナ及び日本
ウェーバーとゴーチエ及びボードレール
解 説
掲載図版解説
【著者紹介】
フランスのロマン派の詩人・小説家・劇作家。文芸批評、絵画評論、旅行記も残した。「芸術のための芸術」論を唱えた高踏派の先駆者、唯美主義者として有名。代表作に「七宝螺鈿集」「モーパン嬢」がある
内容説明
いま再評価される批評家ゴーチエの記念碑的評伝。“決定版”として知られるミシェル・レヴィ版ボードレール全集第一巻『悪の華』(1868)の序文として書かれた評伝に、詳細な訳註と解説、豊富な図版を付した待望の新訳。訳註にはボードレールとゴーチエの文学的接点を浮き彫りにするコラムを併録。
著者等紹介
井村実名子[イムラミナコ]
1935年生まれ。東京女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ラウリスタ~