内容説明
本書は、『宣祖実録』巻第五十三から同巻六十五に至るまでの日本関係記事を抄出編纂したものであり、年月をもって云えば、宣祖二十七年七月から翌二十八年七月までの一年一箇月間の関係記事を抄録したものである。記事内容の中心は、明軍との停戦協定に従って、戦闘を中止し、戦線を縮小して半島南部まで撤収した日本軍が、東は西生浦から西は熊川に至る慶尚道沿海地帯に、諸城砦を構築して、明軍との間で和平交渉を展開した経緯である。
本書は、『宣祖実録』巻第五十三から同巻六十五に至るまでの日本関係記事を抄出編纂したものであり、年月をもって云えば、宣祖二十七年七月から翌二十八年七月までの一年一箇月間の関係記事を抄録したものである。記事内容の中心は、明軍との停戦協定に従って、戦闘を中止し、戦線を縮小して半島南部まで撤収した日本軍が、東は西生浦から西は熊川に至る慶尚道沿海地帯に、諸城砦を構築して、明軍との間で和平交渉を展開した経緯である。