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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rinakko
1
時に女たちの甘やかな罪を隠し、時に重過ぎる秘密を包みこんだ数え切れない幾千の夜の闇の美しさが、胸に沁みついて忘れがたい。精霊たちが彷徨うその夜の深さ。そしてもっと忘れがたいのは、全篇を覆い尽くしてしまいそうなほどの、幻視者ローサの存在感だった。手を伸ばせば触れることが出来るのでは…?と錯覚を起こしてしまうほど、ローサの不思議な魅力には心惹かれずにはいられなかった。彼女の優しく大らかな影響力の元に、何もかもが守られているようだった。読んでいる間の束の間は、私もその中に含まれているようで…。2009/10/16
hobo
0
独裁者ピノチェトと彼を支持し続けたサッチャーはどうしても許せない2014/08/09
ヤーマダ
0
頭から尻尾の先までむせかえるほど濃密な一族の物語を貪るように満喫できた。後半のファシズムが蔓延した世界の描写があるから前半の精霊たちが歩き回る世界がより輝いて見えるんだろうと思った。2012/11/19
リズール
0
4月21日に行われた第7回リーダーズ・ネストで紹介されました。2012/04/21
tktn
0
終盤でごくふつうに感動した。あんまり意識してなかったが、エステーバンの物語でもあったのだな、と思った。2012/10/25