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巨大惨禍への精神医学的介入―自然災害・事故・戦争・テロ等への専門的備え

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  • サイズ A5判/ページ数 501p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335651618
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3047

内容説明

大規模災害や巨大事故、戦争やテロの被害者や遺族のメンタルヘルスをどのように維持・回復させるか。9.11テロ事件や自然災害後に実際の治療・ケア・調査に当たった専門家による多角的分析、具体的提言を盛り込んだ本書は、世界のあらゆる地域でトラウマ関連業務に携わるすべてのスタッフ必読の基本文献である。

目次

第1部 序説(展望;大規模な暴力行使やその他のトラウマに引き続く早期介入に関する諸モデル)
第2部 準備、訓練、需要評価(巨大惨禍後の復元力軌道の改善;災害時メンタルヘルス活動の訓練―ガイドライン、考察および推奨事項 ほか)
第3部 メンタルヘルス介入(外傷性ストレスへの介入―理論的基礎;災害直後の緊急介入提供を構成する背景となる文脈 ほか)
第4部 特別な状況と地域住民(惨事後の子ども・若者への介入;家族支援センターの迅速な立ち上げ―9.11のテロ攻撃後に学んだこと ほか)
第5部 将来への準備計画を創造する(メンタルヘルス介入の研究を行うために;災害および大規模暴力の犠牲者のためのメンタルヘルスおよび行動学的介入―システム、ケア、プランニング、ニーズ)

著者等紹介

計見一雄[ケンミカズオ]
1939年生まれ。千葉大学大学院医学研究科修了。医療法人同和会千葉病院副院長などを経て、千葉県精神科医療センターの設立に携わり、同センター長を20年にわたり務める。日本精神神経学会理事、日本精神科救急学会理事長を歴任。現在、社会医療法人公徳会佐藤病院顧問。医学博士

鈴木満[スズキミツル]
1955年生まれ。1986年岩手医科大学大学院医学研究科修了。医学博士。1987~1992年International Spinal Research TrustおよびBritish Neurological Research Trust研究員としてロンドンの英国国立医学研究所神経生物学部門にて神経再生研究に従事する傍ら、英国在留邦人コミュニティのメンタルヘルス対策に携わる。帰国後は岩手医科大学神経精神科学講座准教授などを経て、2009年外務省入省。外務省メンタルヘルス対策上席専門官と診療所副所長を兼務。岩手医科大学神経精神科学講座客員教授。日本精神科救急学会理事・同国際交流委員会代表。他文化間精神医学会執行委員・同在留邦人支援委員会代表。NPO法人心の架け橋いわて代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。