秩序の方法―ケニア海岸地方の日常生活における儀礼的実践と語り

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  • サイズ A5判/ページ数 420p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335560989
  • NDC分類 389.454
  • Cコード C3039

内容説明

日常生活のなかで、人が生きる際に感じる「秩序」の感覚は、どのようにもたらされるのだろうか。儀礼という観念を疑い、綿密なフィールドワークと、根元的な思考を重ねつつ、自己と他者の問題系に、新しいパースペクティブを拓く。

目次

第1部 儀礼という問題系(フィールド・言説空間;寡婦を「巣立ち」させる方法―儀礼をめぐる二つの問題系;ウィトゲンシュタインの儀礼論;妻を引き抜く方法―諸関係の配置)
第2部 秩序の語り口(人をとらえる規則;屋敷を「まぜこぜにする」方法;兄を「追い越す」方法;「産む」ことと「投げ捨てる」こと;新生児を「追い越す」方法;「外」の想像力―子どもを「外に出す」方法)
第3部 時間と規約性(出来事と因果性;正しさの問題―「悪い死」の冷やし方;結語―時間と規約性)

著者等紹介

浜本満[ハマモトミツル]
1952年神戸に生まれる。1975年東京大学教養学部教養学科卒業。1978‐80年米国ノースウエスタン大学大学院。1982年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学社会学研究科教授。専攻は文化人類学
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