出版社内容情報
「第三者の審級」「求心化作用/遠心化作用」などが生み出された記念碑的な論考群。大澤社会学の思考の原点と骨格を開示する。
●知の世界に屹立する大澤社会学――その思考の原点と骨格を開示する
「大澤社会学」はいかにして形成されたのか? 若き日の大澤真幸が一篇一篇、全力投球で書き上げた力作論考。「第三者の審級」「求心化作用/遠心化作用」などが生み出された記念碑的な論考群。
ルーマン、フーコーを継ぐ大澤真幸という思想家が、ゼロから構築してきた思考の軌跡、知のバックグラウンドを示す。
序 社会学理論のツインピークスを越えて
第?T部 社会システムの基礎理論
第1章 物質と形式の交わるところ──社会的身体論の試み
第2章 身体の微視政治技術論
第3章 混沌と秩序――その相互累進
第4章 社会システムの基底としての「カオス」
第5章 失敗に内在する成功――機能主義的社会システム論・再考
第6章 複雑性における〈社会性〉
第7章 自己準拠の条件──社会システムにおける
第?U部 社会システムの応用理論
第1章 経済の自制的(反)秩序――ルーマンに映したハイエク
第2章 乱調の自己準拠――〈資本制〉
第3章 支配の比較社会学に向けて
第4章 ヴィトゲンシュタインのパラドクス・代表制のパラドクス
第5章 身体加工の逆説的回帰
内容説明
知の世界に屹立する大澤社会学、その思考の原点と骨格を開示する。大澤真幸が創出した「第三者の審級」「求心化作用/遠心化作用」などが生み出された記念碑的な論考群。
目次
社会学理論のツインピークスを越えて
第1部 社会システムの基礎理論(物質と形式の交わるところ―社会的身体論の試み;身体の微視政治技術論;混沌と秩序―その相互累進;社会システムの基底としての「カオス」;失敗に内在する成功―機能主義的社会システム論・再考;複雑性における“社会性”;自己準拠の条件―社会システムにおける)
第2部 社会システムの応用理論(経済の自生的(反)秩序―ルーマンに映したハイエク
乱調の自己準拠―“資本制”
支配の比較社会学に向けて
ヴィトゲンシュタインのパラドクス・代表制のパラドクス
身体加工の逆説的回帰)
著者等紹介
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年、松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。思想誌『THINKING 「O」』主宰。2007年『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞を受賞。2015年『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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