武蔵大学研究叢書<br> 意味の社会学―現象学的社会学の冒険

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武蔵大学研究叢書
意味の社会学―現象学的社会学の冒険

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335550768
  • NDC分類 361
  • Cコード C1036

内容説明

身体・生命的秩序における「意味」という視点から、人間・社会の問題群にアプローチし、シュッツの現象学的社会学からの新しい展開を試みる。社会学基礎論の解体=構築による「愉しい社会学」への冒険。

目次

第1部 社会学と現象学(社会学の問いと方法;社会学と戦後の思想;シュッツと「意味の社会学」の視圏;現象学と社会理論)
第2部 現象学的社会学の射程(リズムと音;意味と他者;区別と差別;情動と暴力;役割と制度)
付論 社会学と意味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バグマン

1
社会学の学説論争における大きな対立軸として、一つは機能学派であり、もう一つが意味学派である。機能学派は全体としての社会システムの機能に立脚して社会を考察し、意味学派は個々人の主観的で意味に満ちた世界に立脚して社会を考察する。マクロ的かミクロ的かの違い、と乱暴にまとめることもできよう。機能学派は生身の人間を扱わないと批判され、意味学派は人間の主体性を自明視しすぎると批判される。本書は意味学派支持だが、そもそも現象学的社会学は主体性を自明視するどころか、疑うものなのだ、という議論を展開する。2014/08/19

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