内容説明
法科大学院で到達すべきレベルを具体的に示したスタンダード・テキストの最新版。コアカリキュラム(法科大学院共通的到達目標)と、設問や解説の対応関係を明示。法科大学院の必修科目(憲法および行政法)で修得した内容を、法律実務家らしい文書に仕立てる技術を身に付けるための演習書。問題処理の仕方が具体的にイメージできる類型別の第1編と時系列の第2編による2部構成。事例は、典型的な行政上の紛争。設問は、訴訟実務ではどのような課題を解決しなければならないのかを、ステップを踏んで理解できるよう配列。行政訴訟になじみのない弁護士や公務員などにも最適の手引書。
目次
第1編 公法系訴訟の紛争類型(出入国管理事例;助成金事例;土地収用事例;医療行政事例;社会保障事例(1):年金保険給付
社会保障事例(2):労災保険給付
情報公開事例
住民訴訟事例)
第2編 公法系訴訟の時系列的検討―マンション紛争事例(事件の発端―弁護士の立場から(法令調査(1):開発許可紛争
法令調査(2):建築確認紛争
事実の調査:情報公開請求等)
提訴―弁護士の立場から(訴訟戦略(1):提訴の基本事項
訴訟戦略(2):集団訴訟と訴状作成)
審理―裁判所の立場から(行政訴訟の審理:主張立証責任、処分の変更、訴えの併合等))