出版社内容情報
「産学連携」が増加している今、知的財産権と信託との関係をテーマで括り、図で双方の問題点の解決法を提言します
内容説明
「産学連携」に潜む落とし穴を白日のもとに曝す。また、音楽著作権を対象とするファイナンスの障害の解消を提言する。業際的取引における信託活用の指針。
目次
第1章 大学教員の発明の権利処理と知的財産権信託(問題の背景;近時の政府、文部科学省等の考え方について;「予約承継方式」と組み合わされた「機関帰属原則」がもたらす実務的なリスク;大学教員の発明の職務発明該当性に関する最近の論調とその誤謬について ほか)
第2章 音楽に関する著作権の取扱いと信託の意味(問題の背景、あるいは、ソフトロー的な取引の内容を精査すべき理由;著作権者と著作権等管理事業者との間の契約とその問題;著作権者と音楽出版者との間の契約とその問題;本章のまとめ)
著者等紹介
寺本振透[テラモトシントウ]
1985年東京大学法学部卒業。1987年第一東京弁護士会登録。1993年アリゾナ州立大学ロースクール客員研究員。現在、西村あさひ法律事務所弁護士。東京大学法科大学院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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