「ことなり」の現象学―役割行為のオントプラクソロギー

「ことなり」の現象学―役割行為のオントプラクソロギー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784335160134
  • NDC分類 116.7

内容説明

斬新な視点からハイデッガー、デリダ、木村敏、広松渉、丸山圭三郎らのテクストを読み解きつつ独自の〈ことなり〉論の展開をめざす。―抑制の利いた筆致の中に「反形而上学」への強い意志がにじみ出る好著。

目次

1章 問題としての〈こと〉と〈もの〉(自己と〈こと〉;精神病理の時間;役割と〈もの〉)
2章 存在論的差異をめぐって(〈あるもの〉の存在論的意味;Seinを〈こと〉として改釈すること)
3章 物象化・差異・ことなり(物象化論の間隙;差異のアントロポロギー;〈ことなり〉の思想)