内容説明
娘のために命を優先しなければ。ごく早期で発見された乳がん。だが再発を繰り返し、ついに全摘へ―。日記に吐露された魂の叫びで綴る壮絶闘病の全容。
目次
第1章 発病
第2章 乳房温存術と真夏の放射線療法
第3章 再発
第4章 乳房全摘同時再建術
第5章 告白
第6章 ドクターとの対話
著者等紹介
生稲晃子[イクイナアキコ]
’68年4月28日生まれ。東京都出身。’86年6月『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)オーディション合格(「おニャン子クラブ」会員番号40番)、’87年5月「うしろ髪ひかれ隊」でデビュー。“おニャン子”卒業以降は、女優、タレントとして、テレビや舞台で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
8
手術をしても、必ずしも治療がうまくいくわけではない。また、仮に上手く行ったとしても、それによって全ての問題が解決してくれるとは限らない。一時的には良い状態になれたとしてもその後悪化して再度の治療が必要になるという状況は往々にして起こってしまう。2016/08/17
青木 蓮友
6
生稲ちゃんがこんな聡明で根性あるなんて知らなかった。すごい、わたしならきっと黙ってられない。手に汗握るような痛さ、辛さ、真っ暗さ、淡々と綴られるだけに臨場感がビリビリと、グサグサとこちらに迫ってきた。本編ラストの「私にはみなさんがいてくれる。みなさんには私がついている。」で大号泣。たぶんこれ、生稲ちゃんの人となりそのものなんだろうな、、ご主人も「強いあっこ」と表現されてた。だからここまで赤裸々な、具体名すべてを出す責任と、発信を使命とする覚悟ができるのかも。体験まるごと前進に変えてく生稲ちゃん、素敵です。2016/07/02
あお
1
入院中に再読。2019/05/03
ピーナッチョ
1
最近乳がんの話題も多く、目に留まり読んでみた。 ガンの苦しみや葛藤がよくわかりました。2016/07/18
だぶりん
0
秘密にしている間もつらかったと思うけど、公表されるのも勇気がいったことでしょうね。再々発までしていろいろ不安もかかえておられるだろうけど、経過や治療の内容をしるすことで励まされる人もたくさんいるはず。2016/07/23