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ストーカー病―歪んだ妄想の暴走は止まらない 「恨みの中毒症状」の治療なしに、被害者は減らせない

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334977641
  • NDC分類 326.34
  • Cコード C0095

内容説明

ストーカーは決して他人事ではない。誰でもが加害者、被害者になりうるのだ。加害者治療の必要性を訴える精神科医が記す「刑罰が必ずしも抑止力にならないストーカーの時代を生き抜くために、ぜひ知っておくべきこと」

目次

第1章 繰り返される悲劇
第2章 ストーカー病とは
第3章 ストーカーは昔からあった
第4章 活動の原点
第5章 脳と犯罪の関係
第6章 ストーカー事件を減らすために
第7章 司法と医療の連携

著者等紹介

福井裕輝[フクイヒロキ]
精神科医、医学博士。1969年、アメリカ、インディアナ州生まれ。1992年、京都大学工学部卒業後、同医学部に入学、1999年に卒業し、京都大学医学部附属病院の研修医となる。2000年、福井県小浜市の公立小浜病院勤務。2003年、法務省京都医療少年院に勤務。2007年、厚生労働省国立精神・神経センター(現・国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所に勤務。2010年、性障害専門医療センターを設立し、性犯罪歴のある人や、ストーカー行為を繰り返す人の診療にあたる傍ら、司法精神科医として、犯罪者たちの精神鑑定を行っている。NPO法人性犯罪加害者の処遇制度を考える会の代表理事、一般社団法人男女問題解決支援センターの代表理事。その他、京都大学医学部精神科非常勤講師、内閣府性犯罪被害者支援に関する検討委員会の委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takanori Murai

31
野口英世はストーカーだった!?余談的なお話なんですがビックリ。ストーカー加害者に対する治療の必要性を訴える著者。ストーカー病と名付けて徹底した分析がなされている。司法と医療の連携を推奨されている。その通りだろう。さらにその間を繋ぐ、もしくはサポートする機関が必要だと思う。ストーカー、DV、ハラスメント、虐待これら加害者の治療と被害者の支援にもっと力を注ぐべきだろう。2020/05/01

澤水月

9
10年前、三鷹事件直後に加害者治療訴え。まず被害者を!など当時非難も浴びたが「恨み中毒+人の不幸は蜜の味」仮説や悲嘆ケア4段階の「悲嘆受容し前進」できず「対象が自分の誇り・全て」な加害者思考(芸能に関係した例多い感)が恐ろしいほど23年の事件にも合致、慄然。著者は国とプログラム共同で手がけた医師だが実も蓋もない現場感覚で被害者になりやすい人の実情に断れない気質・安易なSNS出会いへの警戒低さ挙げ…再刊は難しい?報道感覚は少なく被害加害両方実名(産経法廷ライブってあったな…)。ためになる所も多いが→(コメへ2023/07/05

かめぴ

9
被害者にも落ち度、その考えはなかったかも。でも加害者を更正させないとストーカー被害はなくならない、というのには納得。自己で守るにも、警察にも限界があるからなぁ。2016/12/01

ybhkr

4
野口英世のストーカー話、偉人だから純愛美談に書かれるけど客観的に見るときびしー!16歳から5年間もストーカーされた女学生の心労たまらんだろうなあ。ストーカーが紙幣の顔になる国日本はやっぱりストーカーに甘い気がする。ストーカーに携わっている著者でさえ、メール20回で逮捕は行き過ぎという考え。20回って充分驚異で恐怖。また、著者がいきなり自分流語りを始めたり多重人格や幼児虐待などいろんな案件に話が飛ぶのもどうかと。内容が解りやすく、文字も大きく読みやすいので、もっとストーカーの話が読みたかった。2015/03/31

理慧(みさえ)☆理月(みーな)

3
「加害者を治療しない限り、被害者が救われることはない」 「被害者側にも非が認められるケースは少なくない」2014/05/14

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