マネーはこう掴む―個人で使えるデリバティブ

藤巻 健史【著】

光文社（2008/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 245p／高さ 20cm
• 商品コード 9784334975364
• NDC分類 338.1
• Cコード C0095

内容説明

危機の今こそチャンス。上昇時でも下落時でも儲かる一番簡単なデリバティブの使い方。金融が基本からわかる実践的入門書。

目次

ちょっと嫌味な話―私の実績について
デリバティブの重要性
もし私がデリバティブの存在を知らなかったら
先物とは？
代表的取引（為替の先物；外為証拠金取引；債券先物取引）
現物市場と先物の関係
金融先物市場
代表的取引（日経２２５先物；日経２２５オプション取引）
今は危機か、チャンスか

著者等紹介

藤巻健史［フジマキタケシ］
１９５０年、東京都生まれ。東京教育大付属中学、同高校を経て、一橋大学商学部へ。’７４年卒業後、三井信託銀行に入行。社費留学にて’８０年、米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでＭＢＡを取得。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、’８５年モルガン銀行に転職。同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、「伝説のディーラー」と呼ばれるようになる。２０００年、モルガン銀行を退社後、ヘッジファンドの雄ジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを経て、現在、株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役。一橋大学経済学部・早稲田大学大学院商学研究科講師を非常勤で務める傍ら朝日新聞土曜版ｂｅでの連載や、テレビのコメンテーターとしても活躍中。日本金融学会所属。金融庁・我が国金融・資本市場の国際化に関するスタディ・グループ・メンバー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そうまさと]

やっぱり相場は博打だ

2015/12/24

[よってぃー]

伝説のトレーダーとして名を馳せた時代の仕事ぶりや、現代の経済への思いなどをとおして、デリバティブ投資の内容がわかりやすく述べられている。 非常にためになる作品です。

2015/03/17

[カムリン]

講義をまとめた内容なので、質疑応答が省略されているせいかわかりにくい部分もあるし、逆にくり返しが多くてくどい部分もある。しかし投資に関する本の中では内容が濃く、異色の類。一読の価値あり。金利と先物の関係についての説明が面白かった。

2013/10/01

[gagayuta1990]

藤巻さんが、伝説のトレーダーと呼ばれる所以となった、デリバティブの指南書。先物取り引きのメリットと方法について書かれている。少し情報が古い感がもうしてきているが参考になる本だ！

2013/01/26

[christinayan01]

藤巻氏の口調？が好きだから久しぶりに読んだがやはり説明も例えもうまい。彼がモルガン時代に利益を出した主な手法が「先物」だということで、基本はずっと先物の概要から入り、具体的にどういう市況で売り・買いをして利益を確定するかがかなり具体的に説明されている。 この方のすごいのは目的が『利益』一点なところ、一切ぶれない。だからあれだけの利益貢献するのか。 知ってても、復習しても、まあ個人ではやらないかな。とは思った。 円安論は私も賛同する。理解すれば彼の理論が一番至極当然な帰結だと思うけど。この点も一貫している。

2019/07/27