内容説明
行動しない作家、オリンピックに行く!長嶋ジャパンを追いかける予定が、柔道会場で声を嗄らし、女子マラソンのゴールで手に汗握り、果てはエーゲ海クルーズにまで出かけてしまう。新・直木賞作家のアテネ五輪爆笑旅日記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
55
奥田英朗さんのアテネオリンピック観戦記。エッセイは初めてだけど毒舌で言いたい放題で自虐的ででも野球への愛が感じられてとても面白かった。2016/09/09
まさと
37
今回はアテネオリンピック観戦の旅日記だった。今回も面白かったよ。ボソッとつぶやくような独り言がくくくっと笑いを誘った。大変楽しめました。2014/09/30
テクパパザンビア
36
面白かった。2004アテネ五輪15年前の日本代表野球チームを期待して現地で観戦し応援したからこそ出る『泳いで帰れ』なんですね、送りバントに喝采を浴びせる日本野球は世界には通じない、政治も経済もってか…。2019/02/18
B-Beat
32
◎原題というか雑誌に初掲載されたときの作品名は『「野球の惑星」日本代表観戦記(アテネ・前後編)』。それが単行本化に及んで「泳いで帰れ」に改題された。アテネオリンピックについては当時多忙であまり記憶になく、そのためもあって読み進めるうちに「あ、そういえば確か野球のメダルは、はて?」と思うようになり、そして「泳いで帰れ」とこの本の中で作者が「殴り書いた」瞬間、作者の心の叫びというか野球に対する真摯な思いが読む者の心に大きな感動を与えたような。そう思えてなりません。2012/07/15
takaC
22
《泳いで帰れ》、同感です。2010/10/10