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日・米・英「諜報機関」の太平洋戦争―初めて明らかになった極東支配をめぐる「秘密工作活動」

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  • サイズ B6判/ページ数 417p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334974084
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0098

内容説明

本書では、極東戦線での、情報活動の政治的駆け引きを、チャーチル、ルーズベルトと、この二人の戦後アジアの将来像の不一致に焦点を当てながら、検証していく。さらに、極東戦線での、英国の情報活動の展開と、英米情報機関の関係の発展も検証する。

目次

真珠湾以前―嘆かわしい情報活動一九三七‐三九
不安な状態、そしてシンガポール陥落
警告されていた奇襲―諜報とシンガポール陥落
陰謀か混乱か?チャーチル、ルーズベルトと真珠湾攻撃
「慈善家」と「無法者」―チャーチルとルーズベルト、帝国をめぐる争い
米国の情報機関と英国の支配―インドにおけるOSSとOWI
奇妙な同盟―英情報機関とインドの治安
情報機関とマウントバッテンの東南アジア連合国軍総司令部
東南アジアにおける特殊作戦
中央と地方―通信情報収集をめぐる政治的駆け引き
中国における英国と同盟国
反植民地主義、反共産主義、戦後アジアの計画
結論―見えざる手と巧みな足さばき

著者等紹介

オルドリッチ,リチャード[オルドリッチ,リチャード][Aldrich,Richard J.]
英ノッティンガム大学政治学部教授、同大学アジア太平洋研究所所長。1920年代からのアジア太平洋地域での安全保障問題、植民地解体の歴史を研究。最近は米英同盟の同地域での働き、両国の情報機関の活動の研究を主要テーマとしている。マンチェスター大などで学んだ後、ケンブリッジ大で博士号を得た。フルブライト奨学金を得て、米ジョージタウン大に留学

会田弘継[アイダヒロツグ]
1951年埼玉県生まれ。東京外国語大学英米科卒業後、共同通信社入社。ワシントン支局、ジュネーブ支局長などを経て、現在ワシントン支局長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。